望遠鏡と虫眼鏡 平成アニメの30年 第10回 ネットワークと私たち『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』『電脳コイル』

望遠鏡と虫眼鏡 平成アニメの30年 第10回 ネットワークと私たち『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』『電脳コイル』
○■ネットがロマンではなく当たり前に扱われるように

「ネットは広大だわ」。

この名セリフで締めくくられた『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の公開は1995年。インターネットの民間開放は既に始まっていたが、本格的普及の契機となったのは、この1995年だった。

つまりこの時は、まだネットは、どのように発展していくか予想のつかない黎明期のまどろみの中にあった。それを考えると原作の初出が1989年(平成元年!)であることに驚かざるを得ないのだが、それはまた別の話なのでおいておく。

その後、7年が経過した2002年に『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』(『S.A.C.』)がスタートする。原作、映画に続く“第3の攻殻”と銘打たれた本シリーズは、独立した事件を扱う各話完結のエピソードと、シリーズを通じての謎となる「笑い男事件」を組み合わせた内容で構成された。

『S.A.C.』第9話「ネットの闇に棲む男」は、この「笑い男事件」をめぐって、ネットの中のチャットルームでさまざまな議論が繰り広げられる(というテイで視聴者に本編が始まる以前に発生した事件の概要を説明する)エピソードだ。

ここでおもしろいのはそのチャットの表現方法だ。議論を進めるメンバーは人型のアバターで『朝まで生テレビ』よろしく激論を交わしている。加えて、その背後には、メンバーの議論を見ているギャラリーのコメントがどんどんと流れていくという演出がされていた。このコメントが流れていく様子は、匿名掲示板「2ちゃんねる」によく似た雰囲気で表現されていた。

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