カーエレクトロニクスの進化と未来 第118回 宇宙航空・防衛の実績で車載市場に参入するRohde & Schwarz

カーエレクトロニクスの進化と未来 第118回 宇宙航空・防衛の実績で車載市場に参入するRohde & Schwarz
計測器は一般にハイエンド製品だが、中でも宇宙航空・防衛などを主力とするドイツの計測器メーカー、Rohde & Schwarz社(ローデ・シュワルツ)が自動車産向けに乗り出してくる。無線通信技術に特化した同社にとって車載市場は極めて魅力的な市場に映っている。

Rohde & Schwarzは、無線通信に強い計測器メーカーであり、これまで宇宙航空・防衛以外でも放送局や映画製作にも実績を積んできた。最近ではサイバーセキュリティを臨むオンライン分野にも進出している。無線通信のハードウエアとソフトウエアを生かすためだ。

これから強化する自動車では、実に無線通信技術がたっぷりある。V2V、V2X、e-Call、GPS、LiDAR、レーダー、さらに5Gセルラーなど。加えて無線通信技術は有線通信のプロトコルや信号解析など共通する技術も多いため、車載EthernetやCAN-FDなどの新しい規格に対しても計測できる。加えて、クルマの環境はノイズだらけ。ノイズは不要な電磁波であり、EMCの評価計測にも同社は長けている。この自動車分野に対して黙って見ている手はない。

例えば、レーダーは自動運転の「目」の役割を果たす。しかも人間の目以上に濃霧や吹雪のような悪天候でも見えることを保証しなければならない。人間に目が2つあるように、クルマの目は2つだけに留まらない。後や横にも付けられる。車種にもよるが大衆車から高級車まで1台につき4~12個のレーザーが搭載されると言われている。それもInfineon Technologiesをはじめとする半導体技術の進展(GaAsからSi CMOSへ、2チップから1チップへ)によりコストを安くすることが可能になってきたこともレーダー数の増加を加速する。

あわせて読みたい

マイナビニュースの記事をもっと見る 2019年5月8日のIT記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

ITニュースアクセスランキング

ITランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

トレンドの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

最新IT業界情報やiPhoneやAndroidやガジェット、話題のサービス、IoT情報、スタートアップにまつわるニュースをお届け中。