日本メーカーが大苦戦!マシンビジョンの世界で何が起きているのか? 第14回 ディープラーニング導入を成功に導く、パッケージ製品活用という選択

日本メーカーが大苦戦!マシンビジョンの世界で何が起きているのか? 第14回 ディープラーニング導入を成功に導く、パッケージ製品活用という選択
○マシンビジョン業界におけるディープラーニング活用動向

マシンビジョン用途でディープラーニングを活用するため、各企業は様々なアプローチを試みてきた。本稿ではその方向性を紹介し、今後、どのような観点でディープラーニング技術に取り組むべきかを解説する。

マシンビジョンにディープラーニングを活用する製造業企業は、保有するAI技術レベルに応じて、大きく3つの層に分類できる。AI技術を社内で育て上げようとしている「HIGH」層、汎用AIパッケージ製品を活用してニーズに応じたアプリを自社で構築しようとしている「MIDDLE」層、社外リソースを活用して課題を解決しようとしている「LOW」層である。

「LOW」層の企業は、ディープラーニングに詳しいAIコンサルティング企業(以下、AIコンサル)に投資するという活動を行ってきた。この活動により市場が活性化し、新たなAIコンサルも数多く出現した。

しかし、前回の「製造現場でのディープラーニングの実体と将来に迫る」でも述べたとおり、マシンビジョンのニーズは現在のディープラーニング技術単体で満たせるものではなく、現場のノウハウがないAIコンサルでは、最終成果までに至らないことが多かった。また、仮に成果が得られたとしても、そのノウハウは自社に蓄積できなかった。

また、コストも膨大であった。AIコンサルに画像を渡して結果を提供してもらうまで、数百~数千万の費用が発生する。日本の製造業は少量多品種が多いため、分類に当てはまらないものが追加されれば、投資を繰り返すことになる。LOW層の企業はこのエンドレスにも見える出費を一度ならず経験しており、同じことを繰り返そうと考える企業は減ってきている。

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