東大発ベンチャー現役CFOが教えるデットファイナンス入門 第25回 当座貸越とは? 通常の融資との違いを解説

東大発ベンチャー現役CFOが教えるデットファイナンス入門 第25回 当座貸越とは? 通常の融資との違いを解説
前回は、「紐付き融資」を申し込む際の添付資料について説明いたしました。今回は、通常の融資とは異なるデットファイナンスの選択肢である、当座貸越について解説いたします。

当座貸越とは?


当座貸越は金融機関側から見た呼び方で、借り手の企業側から見て「当座借越」と呼ぶこともあります。当座貸越は融資枠(限度額・極度額とも言います)を設けて、枠の範囲内で借入と返済を繰り返すことができる契約です。当座貸越には、一般当座貸越と特殊当座貸越があります。特殊当座貸越は特別当座貸越と言うケースもあり、金融機関によって呼称に差異があるようです。

一般当座貸越は、当座預金口座を作成して小切手の利用が可能となる制度です。加えて、自動口座引落の結果として口座残高がマイナスとなっても、利息を支払うことを条件に、限度額の範囲内であれば金融機関が立替をする契約になります。

特殊当座貸越は、いわば融資専用のプランで、小切手を利用することはできません。大企業はシンジケートを組むことが多く、コベナンツが付帯するケースがあります。シンジケートは複数の金融機関が協調することを指します。コベナンツは財務制限条項とも言い、融資を受けるにあたって、借り手の企業が約束する内容を意味します。コベナンツの例として代表的なものは、売上高経常利益率や負債比率等の経営指標であり、一定の水準を維持することが求められます。中小企業は相対取引となります。

特殊当座貸越の契約を締結する際、借りることができる最大の金額である極度額が設定されます。極度額の範囲内で、借り手の任意のタイミングで資金の借入と返済ができます。運用方法によっては金融機関側から見て「いつ元本が返済されるかわからない」資金となるため、信用リスクが高い取引となります。したがって、当座貸越は通常の融資より、審査のハードルが高いと言われます。

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