カレー沢薫の時流漂流 第72回 働き方改革で楽になったのは誰なんだろう

カレー沢薫の時流漂流 第72回 働き方改革で楽になったのは誰なんだろう
今年4月から「働き方改革法案」が施行され、はや半年がたった。

働き方改革とは、労働者を楽にするという名目で、長時間労働の抑制、残業時間削減、有給取得推進などが盛り込まれた法律である。

だが実際労働者は楽になったのであろうか。

仕事は増やせ、時間は減らせ


そう無職のひきこもりが壁に問いかけたところで何も返ってこないので、実際会社で働いている人の意見を聞いてみるしかない。

まず身近なところで会社員である家人を見る限り、全く楽になった様子はない。労働時間も休日出勤具合も施行前と大差ない気がする。これで顔だけ晴れ晴れとしていたら、むしろクスリを疑ってしまう。

実際働き改革により、世の労働者が楽になったかというと「あまり楽にはなっていない」というのが正直な感想で、むしろ「ストレスが増した」という回答が半数近くを占めるという。

しかし働き方改革により、現場の「労働時間」が減っているのは事実だ。「命を大事にしない奴は殺す」という風に「休ませない会社は罰す」という法律なのだから当然である。

では何故ストレスが増えるのかというと、まず法律で減らせと言われているのが「労働時間」だけだからだ。量や内容に関しては不問である。

つまり仕事量や内容は全く変わっておらず、それをやる時間だけ強制的に減らされた、ということが各地で起こっているのだ。

会社に「早く帰れ、だが仕事は終わらせろ」と指示されているということである。「体に気をつけて車に轢かれろ」と言われているようなものだ。

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