キンタロー。も被害、“ぶつかり男”はどのような罪に問われるのか

また、ぶつかり行為によって被害者の方が転倒するなどして怪我を負った場合、傷害罪(刑法204条:15年以下の懲役又は50万円以下の罰金)となるでしょう。もっとも、暴行罪や傷害罪の成立には、「暴行の故意」というものが認められなければなりません。「暴行の故意」とは、簡単に言えば、他人の身体に暴行を加えることを認識している、ということです。これは、積極的に暴行をしようとは思っていないが、自分のやっていることは暴行にあたるかもしれないがそれでも構わない、と思っている場合にも認められます。
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もっとも、「暴行の故意」のような主観的な要件については“ぶつかり男”の心の中の問題ですから、客観的にこれを立証することは容易ではありません。一例として、他の改札や通路が空いているにも関わらず、あえて被害者のいる場所に向かっていく姿が駅の防犯カメラなどに記録されていれば罪に問える可能性は出てくるでしょう。仮に、「暴行の故意」が認められなかったとしても、被害者が怪我をしてしまった場合には、過失傷害罪(刑法209条1項:法定刑は30万円以下の罰金又は科料)が成立することになります。

他方で、胎児に対しても犯罪が成立する可能性があります。キンタロー。さんのケースのように、お腹の中に胎児がいた場合、胎児に対する傷害をどう構成するのかについては色々な考え方がありますが、傷害罪や過失傷害罪を成立させる見解が主流であると思われます。この点、母親が妊娠中に摂取した有機水銀が胎盤を経由して胎児に移行、母胎内で有機水銀に侵されたことで胎児性水俣病を発症し、出生後に死亡したケースでは、現行法上、胎児は母体の一部として取り扱われているとして、過失致死傷罪の成立を認めた事例があります(最高裁昭和63年2月29日第3小法廷決定)。本件のようなぶつかりのケースでも、胎児に障害が残った場合には、傷害罪や過失傷害罪が成立することになるでしょう。

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