円の行方、ドルの行方 第231回 本邦機関投資家にとっての4月

円の行方、ドルの行方 第231回 本邦機関投資家にとっての4月
本来、4月とは新年度であり、新学期であり、「(気持ちも新たに)さあやるぞ!」となる時期です。今年は、新型コロナウィルスの感染拡大で随分と様子が違いますが、それであっても、トレーディングにおいては注意すべき時期です。

機関投資家が不在の時期は要注意


なにがいつもの月と大きく違うかといえば、生保など本邦機関投資家が、新年度入りする時期だからです。ご存知のように、最近の機関投資家は、オープン外債(為替ヘッジを個別には行わない外債)が主となり、その代わり、下がったらドルを買い、上がったらドルを売るという、いわば包括的な為替ヘッジをしています。

そのため、結構な額のドル/円の売り買いが発生し、為替相場が下がれば買い支え、上がれば頭を抑えるという、相場の値幅を狭くする働きをしてきました。しかし、そうした機関投資家も、4月は新年度の方針を策定するのに費やし、実際に運用を開始するのは、5月になってからです。

したがって、4月は相場の上下動を抑え込む機関投資家が不在となります。そうすると、マーケットに残されたのは、投機筋ばかりとなります。

投機筋には、宿命があります。売ったら、利食いか損切りのために買い戻さなければなりませんし、買ったら、利食いか損切のために売り戻さなければなりません。つまり、輸出企業や輸入企業のように、売り放し、買い放しができず、必ず反対売買をいずれはしなければならないという弱みがあります。

4月になって、機関投資家が不在となるなか、結構はじめのうちは、売れば結構下がるし、買えば結構上がりやすくなるものと思われます。しかし、それに気をよくしていると、売った分、投機のショートは増え、また買った分、投機のロングが増えることになり、先にも申し上げましたように、投機筋の宿命として、結局は、反対売買によって、ポジションをスクエア(ポジションなし)にしなければなりません。

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2020年4月6日の社会記事

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