そうだったのか! FX大相場の真実 第30回 絶望感をひっくり返した「ドラギ・マジック」

そうだったのか! FX大相場の真実 第30回 絶望感をひっくり返した「ドラギ・マジック」
FXの大相場の数々を目撃してきたマネックス証券、マネックス・ユニバーシティ FX学長の吉田恒氏がお届けする「そうだったのか! FX大相場の真実」。為替相場分析の専門家がFXの歴史を分かりやすく謎解きます。今回は「ドラギ・マジック」を解説します。

前回でも書いたように、2011年11月、ECB(欧州中央銀行)総裁が3代目に交代する頃、ギリシャから始まった債務危機は他の欧州諸国にも拡大、まさに欧州債務危機となっていました。

まだギリシャ債務危機の段階では、欧州統一通貨のユーロは下落していたわけではありませんでした。しかし欧州債務危機となると、さすがにユーロの下落リスクも拡大してきたのです。そしてそんな欧州債務危機の主役がイタリアでした。

ECBは欧州債務危機に対して最も重要なプレーヤーと位置付けられる存在でしょう。その危機の主役がイタリアなのに、最重要プレーヤーのトップにイタリア出身者が就任するということで、果たして大丈夫なのか? 振り返ると、「ECB・ドラギ丸」は、そんな期待値の低い、むしろ否定的な見方の強い中でのスタートとなったのです。

ユーロ安での「ECB・ドラギ丸」の船出


2011年5月に1.5ドルまで上昇したユーロ/米ドルは、同年11月のドラギECB第3代総裁誕生前には、一時1.3ドル割れ寸前まで下落していました。ギリシャだけにとどまらない欧州全体の債務危機なら、欧州統一通貨のユーロは買えない、というか買えるわけがないだろうといったムードの中で、「ECB・ドラギ丸」は発進となったのです。

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2020年4月10日の社会記事

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