森口将之のカーデザイン解体新書 第29回 戦後に“超”個性的なマイクロカーが生まれた理由

森口将之のカーデザイン解体新書 第29回 戦後に“超”個性的なマイクロカーが生まれた理由
2月に開催されたヒストリックカーイベント「第12回 ノスタルジック2デイズ」(Nostalgic2days)には、1950年代に日本と西ドイツで生まれた“超”個性的なマイクロカーが展示してあった。これらのクルマが誕生した背景を紹介しつつ、なぜこのような形のクルマが登場したのかについても考えてみたい。

初期の軽自動車の立ち位置を示す革命作


まず紹介するのは「フジキャビン」だ。時代を超越した流線型をまとうこのクルマを語るには、第2次世界大戦直後の日本車の状況からお伝えする必要がある。

戦後、復興への足がかりをつかもうとしていた日本。国民の間では、安価で便利な乗り物の登場が望まれていた。こうした思いに反応するように、国もルール制定に動いた。その結果として1949年に誕生したのが「軽自動車」という規格だ。

ただ、当時の軽自動車は全長2.8m、全幅1m、全高2m、排気量150cc以内という、2輪車を基準にしたような規格だった。そんな声が届いたのか、翌年には2輪と3/4輪の規格が分けられ、後者は全長3m、全幅1.3m、排気量300cc以内に拡大。続く1951年には排気量が360ccとなった。この規格が1976年まで続いた。

日本初(もちろん世界初)の軽自動車は、1951年に名古屋市の中野自動車工業が送り出した「オートサンダル」というクルマだ。1953年には、横浜市の日本軽自動車という会社が、自社の頭文字をとって「NJ」と名付けた軽自動車を登場させる。同社は1955年に「ニッケイタロー」という新型車も発表した。オートサンダルともども、当時の軽自動車の立ち位置が想像できる車名だ。

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2020年4月9日の社会記事

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