円の行方、ドルの行方 第232回 米雇用統計にまつわる工夫や裏事情

円の行方、ドルの行方 第232回 米雇用統計にまつわる工夫や裏事情
最近、米雇用統計発表後の動きが膠着しています。去る4月3日に発表された3月の米雇用統計でも、非農業部門雇用者数が、予想がマイナス10.0万人に対して、実際はマイナス70.1万人と。新型コロナウィルスの感染拡大がもろに反映された、かなり悪い数字だったにも関わらず、下げても108.25近辺、上げても108.67と膠着しました。

しかし、こうした米雇用統計発表に対する冴えない反応に、マーケット参加者のすべてが甘んじているわけではありません。しっかりと知恵と工夫を働かせているマーケット参加者の存在が、今回も改めて確認できました。

それは、米雇用統計前のロンドンタイムでのショートスクイズでした。

ショートスクイズとは、マーケットがショートになっていることに感づいて、買い上げることによってショート筋をあぶり出して買い戻させて利食う手法で、特にロンドン勢の得意技だと言えます。

今回の米雇用統計当日には、やはりアジア勢が悪い雇用統計を期待してショートになっていることにロンドン勢は気づき、16時頃の108.00近辺から買い上げ、108.30近辺で強く抵抗されましたが、21時15分頃には108.60近辺まで買い上げています。

そして、21時15分頃、利食っています。

つまり、21時30分の米雇用統計発表ギリギリまで、買い上げて、ショート筋をあぶり出して儲けていたということです。そのロンドン勢の利益追求の貪欲さには、学ぶべき点が多いと思います。

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2020年4月13日の社会記事

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