円の行方、ドルの行方 第238回 GPIFの外債運用拡大のインパクト

円の行方、ドルの行方 第238回 GPIFの外債運用拡大のインパクト
       
国民年金、厚生年金といった公的年金の運用機関であるGPIFは、この4月からの新5カ年中期計画によって、これまでの、国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%をめどにしていた運用比率を、いずれも均等に25%としました。

これにより、外国債券はこれまでの15%から25%に引き上げられることになり、実際的にも外国債券の買い増しとそれに伴うドルを中心とした外貨買い円売りが発生することになります・

実際、5月11日月曜は、かなりしっかりとしたドル買いが出ていましたが、私は、その買いはGPIFではなかったかと考えています。

当初、この上げをショートの買い戻しかとも思いました。

確かにショートの買い戻しも中にはあったとは思いますが、東京早朝からニューヨーク午後まで買いは続き、しかも上昇角度が買い戻しのジリ高よりも鋭角的で、それ以上に大量の買いが新規に出ていたと思われたからです。

GPIFは、総資産額が2019年末現在で169兆円あって、今までその15%を外債で運用してきました。つまり、169兆円の15%ですから、25兆円が外債運用だったわけです。

これをこの4月からの新5カ年中期計画で25%に拡大するということは、42兆円にするということです。外債の運用の純粋な増加分は、42兆円-25兆円=17兆円になります。

17兆円は、1ドル107円としてドル換算で1,589億ドル相当の外債(主に米国債)を買うということになります。ということは、新しい運用枠を満たすためには、ドル中心にかなりの円売りをしなければならないということです。

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