
利益成長と社会貢献のバランスは
株主からの質問には、代表取締役社長の高橋誠氏、および取締役らが回答していきました。
企業の成長(利己)と社会貢献(利他)のバランスについて聞かれると、取締役の村本伸一氏は「中期経営計画では、ひとつの目指すべき姿として『社会の持続的な成長に貢献する』を掲げています。基本精神であるKDDIフィロソフィーでも『社会的な役割を果たす』をうたっています。通信事業者は、国民共有の財産である電波をお借りして事業を営んでいますので、いわゆる一般企業よりも積極的に社会への貢献を果たしていきたい考えです」と説明しました。
営業活動で生み出されるキャッシュの使い道については「優先順位として、まず成長投資が第一です。企業のマネージメントとして、持続的な利益成長を重視しています。ひいては、それがお客様、取引先、社会といったステークホルダーの期待にお応えすることでもあると考えています」と説明。
そのうえで「次に配当、最後に自社株買い、というスタンスです。今後も持続的成長と株主還元の強化、この両立をしっかりやっていきます」としました。これに高橋社長は「利他の心をしっかりと実践して参りたいと思います」と改めて説明しています。