はじめに、料理・掃除・洗濯のそれぞれにかけている1日の時間数を聞いたところ、料理は「2時間」(38.4%)が最も多く、平均で2.2時間という結果に。同様に、掃除は「1時間」(71.9%)が最多で平均1.0時間、洗濯は「1時間」(71.5%)が最多で平均1.2時間となり、家事(料理・掃除・洗濯)にかけている時間は、1日平均4.4時間となった。
家事にかけている平均時間を、仕事や家庭の状況別にみると、「第一子妊娠中の人」(4.0時間)と「出産後の人」(4.7時間)とでは、「出産後の人」のほうが0.7時間ほど多い結果に。一方、「就労している人」(4.1時間)と「就労していないまたは産育休中の人」(4.6時間)では、1日0.5時間(30分)の違いしかないことが分かった。
また、夫婦で生活している母親の回答に限定し、母親と父親の1日の家事時間を比較したところ、母親は平均4.5時間、父親は1.6時間となり、母親は父親の2.8倍の時間を家事に費やしていることが判明。家事別に見てみると、料理にかけている時間は父親の3.8倍、掃除は1.8倍、洗濯は2.4倍となった。
次に、家事の時短につながるサービスの利用状況について調査した。その結果、「家事にかける時間をもっと短くしたい」と思っている人は84.1%。しかしながら、家事の時短につながるサービスの利用経験者は23.5%と、少数派であることが明らかに。利用したサービスは「料理」(18.3%)に関するものが最も多く、「キットになっていてすぐに調理できる」「栄養バランスがとれる」「献立を考えなくて良い」「買い物に行かなくて良い」といった声が寄せられた。