
なので、お寿司屋さんでもお茶入れずに水を飲んでいる。こんな私のこだわりをツラツラと語ってしまったが、今回伝えたかったことは…… なんと、あのカップヌードルから抹茶が出ていたのだ。
この季節、激辛や汗をかきそうなメニューが多い中に抹茶が品を持って棚の上で凛と整列しているのを見つけてしまった。
「抹茶仕立ての鶏白湯」。その表記の横には「じゃぱん♡ぬーどるず」と少しセクシーな字体で書かれている。まっ茶色に染まったのであろう富士山のイラストの周りを取り巻く和のイラストのインパクトがすごい。
これまで抹茶スイーツばかり食べてきたので、抹茶でかつ塩っぱさを誇るラーメンはどう再現されるのか気になるところだ。
かやくがたっぷりと入っていて、黄緑と黄色の中間のような色の抹茶の粉が見受けられる。香りを確認してみると、お湯を入れる前の段階では抹茶っぽさはあまり感じられなかった。
待つこと3分。蓋を開けると森が広がっていた。そこは、ジャングルだった。にも関わらず、抹茶の香りが森の底から漂ってくる。不思議だ。
早速、森を食べてみようと思う。この行為は森林破壊にならないか不安だ。
ずるずるとすすると、そこはもうジャングルでなく和室だった。書院造だ。抹茶と現代の融合性。個人的にはお茶漬けに近いかなと感じた。