
新型コロナウイルス(COVID-19)が各業界へ様々な影響を及ぼしている。株式会社ブシロード及び子会社である新日本プロレスリング株式会社(以下、新日本プロレス)は、2020年3月から6月にかけて開催予定だったイベント・試合を軒並み延期・中止した。現在は、「BanG Dream!」「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」「D4DJ」などのメディアミックスプロジェクトでは、自宅でも楽しめるコンテンツをオンラインで提供。新日本プロレスは無観客試合の配信、また観客数を抑えた形で試合を開催するなど、今のエンターテインメントの形を模索している。
今回は、ブシロード取締役の木谷高明氏と新日本プロレス所属のプロレスラー・棚橋弘至、「BanG Dream!」戸山香澄役や「D4DJ」山手響子役などを担当する声優の愛美による鼎談を実施。イベント・試合中止による日常の変化や、それぞれが考えるエンターテインメントの今後について訊いた。
それぞれのステイホーム
――2020年4月7日に政府から「緊急事態宣言」が発出されてから、自宅で過ごす時間も増えたかと思います。皆さんはどのように過ごされていましたか?
棚橋:試合ができない、トレーニングする場所も限られるという状況だったので、気分のアップダウンが激しかったんです。なので、映画を見たり、家族とゲームをしたりしながらモチベーションを下げないように心がけていました。