
投資においては、レバレッジを効かせることにより、少ない自己資金での金融商品取引を行うことができます。
本稿では、レバレッジについての基本的な意味を整理してまとめました。また、投資・金融業界に限らず、別の分野における言葉の意味についても解説します。
レバレッジとは? 基本の意味を確認
レバレッジは英語で「leverage」と書き、これは「てこの働き」を示します。
「てこ」とは、小学校の理科の授業で習う通り、“棒の片方を重量物の下に入れ(作用点)、下に支点となるものを置いて、棒のもう片方(力点)を下に押すことで、重量物を小さな力で動かすことができる装置”のことです。
この意味から転じて、「レバレッジ」という言葉は、「小さな努力で大きな結果を得ること」の意味で使われるようになりました。こと投資・金融業界においては、努力=自己資金、大きな結果=大きな投資効果、という意味で用いられます。
投資用語としてのレバレッジ
以下、投資用語として使われるレバレッジの意味についてもう少し深く掘り下げていきましょう。
FXにおけるレバレッジ
レバレッジを効かせた投資方法として有名なものに「FX(外国為替証拠金取引)」があります。
FXの特徴として、手元の資金にレバレッジをかけることで、通常取り引きできる額よりも遥かに多い額を取り引きできます。