
最も高価なモデルから入ってきた「e-tron」
なぜ、待つべきなのか。結論から先にいうと、e-tronには別バージョンがあって、そのうち日本にも入ってくる予定だからだ。まず、クルマのスタイルとしては「スポーツバック」(アウディではSUVクーペをこう呼ぶ)と「SUV」があり、バッテリーには容量の「大きいほう」(車名に55という数字が付く)と「小さいほう」(こちらは50)の2種類がある。価格としてはSUVよりもスポーツバックの方が高いし、バッテリーも当然、大きいほうが高価だ。
「Audi e-tron Sportsback 55 quattro 1st edition」という車名を見れば分かる通り、日本で発売となったe-tronは「スポーツバック」の「55」だ。さらにいえば、このクルマはアウディの(いわゆる)上級グレードにあたる「Sライン」なので、いろいろと装備が充実している。その車両をベースとし、「ファーストエディション」として高級なオーディオシステム(Bang & Olufsen 3Dサウンドシステム)や電動のバックドア、アルミホイール、ブレーキキャリパーなどの特別装備を装着したのが今回の商品なのである。e-tronの試乗会で聞いたアウディジャパンのプロダクト担当による解説は以下の通りだ。