
年金は月いくらもらっている?
現在の年金受給者の年金額(月額)の平均を見てみましょう。
<公的年金の平均月額>
厚生年金保険 14万5,865円
国民年金 5万5,809円
これは受給している公的年金の種類ごとの1人分の平均年金月額です。
世帯別の年金額の平均も見てみましょう。
<高齢無職世帯の年金収入>
高齢夫婦世帯 21万6,910円
高齢単身世帯 11万5,558円
※高齢夫婦世帯とは夫 65 歳以上妻 60 歳以上の夫婦のみの無職世帯、高齢単身世帯とは60 歳以上の単身無職世帯を指す
高齢夫婦世帯の場合、夫が厚生年金、妻が国民年金のケースであれば、およそ20万円となるので世帯平均に近い金額となります。一方単身世帯の場合は、厚生年金と国民年金の中間くらいの金額となっています。
あくまでも平均額を示したものなので、国民年金のみの世帯も当然あります。国民年金受給者の平均は約5.5万円、2020年度の国民年金の満額は6万5,141円となっており、この収入だけで生活していくのは厳しいことが想像できます。実際に年金生活者の生活費はどのくらいなのかを次に見ていきたいと思います。