これまで3度転職しているのですが、転職を経てからはエンジニアの仕事だけでなく、ビジネスサイドとエンジニアサイドをつなぐような仕事もしてきて、今はマネジメントが中心のキャリアになっています。
株式投資を経験していたからこそこうしたキャリアを築けたと感じていますし、エンジニアだけでなくビジネスサイドについても知見があることは、自分の強みになっています。
例えば投資をしていると「アメリカ大統領選の影響で●
の株価が下がった」という結果があったときに、なぜ下がったのか自分の理解で原因を探る、という癖がつくんですが、この思考は仕事にも生きています。
アプリを作る仕事をしていたときのケースで言えば、同ジャンルの新しいアプリが他社からリリースされたとき、「なぜその会社はこういったアプリを出したのか」「どういう競合を意識したのか」といったことを考えられるようになる、といった具合です。
普段生活では関わらない会社や仕事の話を「投資」というリスクをとることで、自分のものとして体感出来たり、理解を深められたりする、それが投資の醍醐味でありキャリアにも好影響を及ぼしていると思います。
早くに投資を始めれば、失敗を人生の糧にできる
――最後に、川端さんは若くして投資を始めて良かったと思いますか?
常々思うのは、2018年のときのような大損失を出した時期、自分が若くて良かったなということです。例えば50代で同じような失敗をしてしまったら、取り返しがつかないことになるかもしれないので。
リスクが小さいうちに早く失敗しておいた方が学べることが多いし、キャリアの部分でも確実にプラスになると思います。
投資って本当にいろんな人がいろんな楽しみ方ができるということに価値があると思うので、お金儲け目的だけじゃなくて、幅広い楽しみ方ができるといいですよね。