
中身も外見もがらりと刷新
ノートは日産が2005年に発売したハッチバックのコンパクトカー。これまでに累計で146万台を売り上げた人気車種だ。現行型(2世代目)の登場は2012年で、今回は約9年ぶりのフルモデルチェンジとなる。2代目ノートは2016年に「e-POWER」を初採用し、販売台数を大いに伸ばしたモデル。2018年には、日産のクルマとして50年ぶりに日本における登録車販売台数ナンバーワンを獲得した。
今回の新型ノートで日産は、新規開発のプラットフォームを採用し、パワートレインのe-POWERを2世代目へと刷新した。内外装も大きく変わった新型ノートだが、中身も別物だ。日産 第1製品開発部 チーフビークルエンジニアの渡邊明規雄さんの説明は以下の通り。
「新型ノートの開発において、新しい『次世代上級小型車向けプラットフォーム』を採用したことは1つのハイライトです。ボディを高強度化・高剛性化し、サスペンション、ステアリングの剛性も上げることで静粛性を向上させ、走りを進化させました。e-POWERはモーター、インバーター、ジェネレーター、バッテリー、制御の全てで設計を見直し、よりEV(電気自動車)に近い力強く上質な走りを実現しています」