
Webサービスやアプリのログインは、IDとパスワードを用いて行うことが一般的だ。しかし、ユーザーが使うWebサービスやアプリが増える中、すべてのサービスのIDとパスワードを厳密に管理することは難しい。また、フィッシング詐欺やパスワードリスト型攻撃などのサイバー犯罪も増加しており、利便性と安全性の両面から、IDとパスワードを使わない認証方法の必要性が高まっている。
ヤフーでは以前より、ユーザーの利便性・安全性向上のため、パスワードを使わない認証方法の導入を進めてきた。2017年から、SMSを使用したパスワードを使わないログイン方法を提供開始。2018年にはAndroidのWebブラウザ経由ログインの生体認証対応、2019年には一部iOSアプリの生体認証対応、2020年にはiOSのWebブラウザ経由のログインについて生体認証対応を行った。
こうした取り組みの結果、現在ではアクティブユーザーの半数以上が、パスワードを使わない認証方法(SMS、生体認証)を利用しているという。生体認証ログインに対応している(あるいは今後対応予定の)サービス・アプリは以下の通り。