森口将之のカーデザイン解体新書 第46回 あくまで機能重視? 新型「ランドクルーザー」のデザイン

森口将之のカーデザイン解体新書 第46回 あくまで機能重視? 新型「ランドクルーザー」のデザイン
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トヨタ自動車の新型「ランドクルーザー」が人気だ。「どこへでも行き、生きて帰って来られる」というメッセージに象徴される絶大な信頼性と耐久性が、世界的に支持を集めているのだろう。あらゆる造形に機能の裏付けがある最強SUVのデザインを詳しく見ていこう。

○フロントマスクの秘密

まずは顔つきだ。先代のバンパーがマイナーチェンジ前までほぼ一直線だったのに対し、新型はU字型とし、グリルとバンパーとの間にインテークを設けた。存在感の強さは圧倒的だ。

押し出しの強さのみでこの造形を選んでいるわけではない。バンパーには障害物をいなす造形を取り入れるなど、ランクルらしくオフロード走行も重視した形なのだ。エンジンフード中央を凹ませたことも特徴といえる。先代にはなかったこの処理は、衝突安全性能を高めるとともに、前方視界を良好にするためのものだ。

ボディサイドでは台形に張り出した前後のフェンダーが目立つ。過去2世代は「ブリスターフェンダー」で乗用車っぽさをアピールしていたが、本物志向のSUVを望むユーザーが増えてきたこともあって、たくましさを前面に押し出したのかもしれない。そういえば、サイドウインドー後端も長方形から台形になった。

ボディサイズに大きな変化はない。前輪が乗り越えられる角度を示す「アプローチアングル」、床下が乗り越えられる角度を表す「デパーチャーアングル」、リアエンドがクリアできる角度である「ランプブレークアングル」といった対地障害角を確保すると、似たようなフォルムに落ち着くのだろう。ただしプロポーションは、キャビンが先代よりやや後方に寄せられた。ヘリテージ性を追求する意味で「50系」の雰囲気を継承したそうだ。
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