当然ながらストレージとのバランスを見極めなければならないが、最近気付いたのは「SSDに格納するLinuxディストリビューションは不要。必要に応じてインストールすればよい」ということである。
一般的なLinuxディストリビューションは約30GB(Windows 11は80GB)の空き容量を必要とし、まだTBランクで購入せざるを得ないSSDストレージの空き容量を少しずつ消費してしまう。
そこで思い出したのがHyper-Vの「クイック作成」だ。当初はWindows 10(11ではない)の開発環境を気軽に準備する機能として用意されたが、現在もWindows 11の開発/テスト環境と平行して、Ubuntuのセットアップを容易にしている。少々時間を要するが、こちらを用いた方が常に仮想環境を保持するよりもシンプルだ。
これで仮想マシンが使用するディスクイメージのダウンロードや展開が始まり、今回の手順でいえばUbuntu 20.04が利用可能になる。
ただ、ディスクイメージは2GB前後であり、イメージのダウンロードに要する時間や言語選択(キーボード、地域、ユーザー作成)といった初期設定が欠かせない。この手の操作を煩雑に感じるか気軽と捉えるのか人それぞれだが、時間を要しても数ステップで仮想マシンを用意できるのは大きい。