3万円前後と比較的高価なキーボードですが、2020年に開催されたファンイベントで語られたところによれば、売れ筋は最も高価な最上位モデルだといいます(関連記事)。それだけ良い道具に妥協しない人々に愛されている証拠でしょう。
筆者も仕事道具としてある程度キーボードにこだわってはいるつもりですが、HHKBは恥ずかしながら未体験。最近は主に「ThinkPad トラックポイント キーボード II」ですが、以前「REALFORCE R2 PFU Limited Edition」を使っていたので、HHKBと同じ静電容量無接点方式のフィーリングは知っています。
やはり高級キーボードの代名詞ともいえるHHKBも一度は使ってみなくては……と思っていたら、最上位モデル「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」(35,200円)を試用する機会に恵まれました。今更ながら「HHKB初心者」目線でのレビューをお送りします。
さっそく外観からチェックしていきましょう。本機は2019年12月に発売された最新世代のモデルですが、外見上はそれ以前のモデルと大きく変わらない印象。幅294mmとコンパクトなボディーに、必要最低限のキーがぎっしりと詰め込まれています。