同作は辻村深月による同名人気小説の実写化作。アニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡)は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と最も成功したアニメの称号=覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子(尾野真千子)とタッグを組み8年ぶりに監督復帰を果たすことになっており、瞳はクセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点=ハケンアニメの称号を手にすべく奮闘を重ねる。
中村、尾野、柄本との共演を前に緊張していたという吉岡は「ストイックというか、怒ったら怖そうだなみたいなのとか。尊敬してる先輩方なので畏怖の念があったんですけど、3人ともめっちゃ三枚目で驚愕でした。ずっと面白いこと言ってる」と明かす。同作の撮影後、改めて舞台で吉岡と共演した中村は、映画の現場では「仲良くなれないと思った」と言われたそうで、吉岡は「それ言うの、ほんとやめてください」と苦笑しつつ、「フランクに話してくださるんですけど、王子として見ているので緊張感があるんですよ。でも(中村が)ふざけて話すから、距離感がわからなくて、そんな感じでした」と言い訳。中村は「それを言ってくれるくらいすっかり仲良くなったということで」とまとめた。