執筆時点で最新のビルド22598のISOファイルで、Windows 11 Proのインストールプロセスを確認したところ、ネットワーク接続環境がないPCではアカウント作成が不可能だった。
つまり以前の"ネットワーク接続を遮断してローカルアカウントを選択"する方法は使えない。そこで現在明らかな回避方法をいくつか試したい。それが「BypassNRO.cmd」を使う方法である。まずは手順から紹介したい。
○「BypassNRO.cmd」で作成ステップが現れた
BypassNRO.cmdの内容を確認すると、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OOBEキーにDWORD値「BypassNRO」を作成して、データを「1」に書き換えてからPCを再起動している。
○「ネットワーク接続フロー」強制終了はダメだった
「ネットワーク接続フロー」プロセスを強制終了して、ローカルアカウント作成手順に進める手法は今回通用しなかった。先の環境で以下の操作を進めても、冒頭で提示した段階で詰まってしまう。なお、同プロセスが起動するのはネットワーク接続をうながされる段階だ。