中央線「昭和グルメ」を巡る 第137回 ボリュームが記憶を凌駕していた老舗 「だるまや」(国分寺)
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いまなお昭和の雰囲気を残す中央線沿線の穴場スポットを、ご自身も中央線人間である作家・書評家の印南敦史さんがご紹介。喫茶店から食堂まで、沿線ならではの個性的なお店が続々と登場します。

今回は、国分寺の食堂「だるまや」をご紹介。

○「え、うそ……こんなにデカかったっけ……?」

国分寺駅の北口に出たら、すぐ右側に見える「富士そば」脇の「大学通り」へ。線路と並行する形で数分進むと左側に、今回お目当てのお店が見えてきます。

赤い日除けが目印。その上には白地に「めし処 だるまや」書かれた看板があり、入り口にも赤く「定食」と書かれた白くパリッとしたのれんがかかっているので、見つけたくなくとも見つかってしまうシステム。ちなみに以前ご紹介したことのある「淡淡」は、この道をさらに奥へ進んだ突き当たりです。

その「淡淡」も懐かしかったのですけれど、こちらも自動的に青春時代の記憶と直結してしまうのです。国分寺に行ったときたまに立ち寄っていたのがいつごろだったのか、記憶は定かではないのですけれど、僕のなかでは国分寺のイメージといえば「淡淡」「だるまや」「フジランチ」って感じなんですよねー。

すべてガッツリ系かよって感じですが、まー20代くらいだったわけだし。

店内はテーブル席のみですが、大きなテーブルがたくさん並んでいるので、かなりの人数が入れます。当たり前だけど、数十年前にお邪魔したときよりもさらに年季が入っており、いい感じに煤けた壁や天井が昭和そのもの。懐かしいなあ。