○■どんな振袖を着てみたい?
はじめに、スタジオアリスが提供する振袖レンタル&前撮りパック「ふりホ」の簡単な説明をしておこう。同サービスではスマホアプリを使って、最大約1,500種類もの振袖からお気に入りの1着を選ぶことができる。前撮りの着付け、ヘアセット、小物付きの振袖一式、本格的なアルバム作成、撮影データもついて料金は”安心の一律価格”(10万9,780円)。前撮り時の振袖は、成人式の当日はもちろん、返却時まで長期間レンタルで着ホーダイできるのも大きな特徴となっている。
さて「ふりホ」のPRイベントでは、明るいトーンの新作振袖を着ていた小林さん。その振袖を選んだ理由について聞くと「最終候補に絞ったなかで、イチバン明るい色を選びました。緑が好きなこと、そして柄にも惹かれました」と明かす。日常のファッションにも、リボンを取り入れるなどしている小林さん。久寿玉、小槌などの”紐”の柄に親しみを感じたそうだ。
鈴木さんは「えんじ色の着物って、これまで着たことがありませんでした。
そして谷さんは、落ち着いたトーンの下地に朱色、金色の美しい刺繍が入った振袖を選んだ。「鮮やかでカラフルなものを選びました」と話すと、幼馴染の小林さんは「花音ちゃんは、昔からカラフルなイメージある」と応じる。
では実際、来年はどんな振袖を着るのだろう? 小林さんは「周りの友だちには、こんな振袖を着たい、と具体的なイメージが固まっている人もいます。でも私は優柔不断で...。実は、お母さんが成人式で着た晴れ着も残っているので、それを引き継いで着たい、という気持ちもあるんです。まだ悩んでいる最中です」と苦笑い。七五三のときも、母親、祖母が着ていた着物を仕立て直した着物を着たという。そして「自分らしさも出したいので、最終的には、誰とも被らないものを選べたら良いですね」と話す。
鈴木さんは「5つ歳上の姉が成人式をやったとき、私は中学生でした。
そんな3人に、「ふりホ」を使った感想を聞いてみた。小林さんは「振袖WEBカタログから振袖を選ぶとき、大雑把なキーワードでも検索できるし、かわいい、レトロ・モダン、王道華やか、モードなどのカテゴリで絞り込むこともできました。検索結果を見ているうちに、自分の好きな振袖の方向性も見えてくるので、とても便利だと思います」と明るく話す。
鈴木さんが気に入ったのは「バーチャルフィッティング」。スマホのカメラで撮影した自身の顔写真に、振袖のデザインを合わせることができる。「画面をスワイプするだけで、どんどん新しい振袖姿をチェックできるので分かりやすかったです。写真で見るよりも自分が着たときのイメージがつかみやすく思いました」。
谷さんのお気に入りは「With Me! ポーズ」機能だった。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら