同作は板垣巴留氏による同名コミックの舞台化作。
肉食獣・草食獣、どちらも同じ“動物”のカテゴリに属しているが、心の壁を越えた関係が成立するのか否か。人間界で起こり得る社会の縮図を、葛藤・苦しみ・悲しみと共に、その世界観を歌に乗せて、Reading Musicalとして届ける。
舞台版の脚本・作詞には、2022年文化庁芸術祭・演劇部門優秀賞を受賞した西森英行、演出には、話題の作品からブロードウェイミュージカルまで様々手掛ける元吉庸泰が作品を丁寧に作り上げる。
そのほか、ドワーフウサギのハル役に加藤梨里香、ラブラドールレトリバーのジャック役に風間由次郎、ハイイロオオカミのジュノ役に凰稀かなめ、アカシカのルイ役に崎山つばさが決定。村田充、速川大弥、ゆゆ・THE・エクスカリバーが、パフォーマーとして、名を連ねる。
東京公演はシアター1010にて9月3日~8日(日)、大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA TT HALLにて9月14日~16日。
○■佐藤龍我(レゴシ役/歌い手・読み手) コメント
舞台のお話を伺った際は、素直にとても嬉しかったです! 以前から舞台のお芝居に興味もありましたし、朗読劇はなんと人生初挑戦となるのでものすごくわくわくしています。また、今作はさらにミュージカル要素もあるので少し不安もありますがこの舞台に関わることができて光栄です。
○■加藤梨里香 (ハル役/歌い手・読み手) コメント
たくさんの方から愛されている『BEASTARS』のリーディングミュージカル化。原作へのリスペストを大切に責任を持って作品創りに臨んでいきたいと思っています。私自身、読み手とパフォーマーが存在するリーディング作品に参加するのは初めてなので、どんな創作の場になるのかとても楽しみです。ハルは不思議な魅力を持っていると感じました。本心はどこにあるのか、なぜここまで気丈に振る舞えるのか、彼女の1番の味方になれるようハルの心と向き合い、声色や歌声でどう表現していけるか考え挑戦していきたいです。素敵な共演者の皆様と届ける『BEASTARS』をぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
○■風間由次郎 (ジャックほか役/歌い手・読み手) コメント
ラブラドールレトリーバーと聞いて最初に頭に浮かんだ言葉は、人懐っこい、賢い、穏和でした。ジャック君はそれを体現するようなビジュアルと性格でとても魅力を感じました。ちょっとビビリなところも彼の魅力の一つで、だからこそ幼馴染や誰にでも優しくなれたり、時に厳しくなれるんだと思います。リーディングミュージカルというスタイルの作品に出演するのは初めてなので、今からとても楽しみです!僕の中にある動物的本能、いや、役者的本能を駆使して、観に来てくださった皆様の心に残る物語をお届け出来るように頑張ります!
○■村田 充 (レゴシ役/パフォーマー) コメント
俳優になって25度目の長月。
台詞がないというよりも、唖者であるとか人ではない者であって。
今回、ご依頼いただきましたとき、企画書に目を通し驚きました。超驚いた。
村田 充様(パフォーマー)・・パフォーマー?・・・ん?
47歳最初の舞台がパフォーマーです。どうも、パフォーマーのミツです。はじめまして。
この歳になって初体験がまだあるなんて!なんて幸運なのでしょう。一生懸命頑張ります。
速川大弥 (ルイ役/パフォーマー) コメント
原作や本公演のテーマである「人間界で起こり得る社会の縮図」。種族の違いや性別の違いで物事を判断してしまうことは、我々が日々生きている現実でも、世界のどこかで常に起きている事象ではないでしょうか?
本公演を観劇された方々に、僕達が伝えたいことが少しでも伝わると嬉しいです。
今回はReading Musicalのパフォーマーということで、特にルイの中にある正義感やプライド、コンプレックスを体をつかう表現で演じたいと思います!ぜひ、よろしくお願い致します!
○■ゆゆ・THE・エクスカリバー (ハル役/パフォーマー) コメント
多くの方から愛されている原作の作品で、豪華なキャストの方々とご一緒できること、とても光栄に思っております。
○■凰稀かなめ (ジュノ役/歌い手・読み手) コメント
お話しいただいた時に、朗読ではなく、リーディングミュージカルとお聞きして、初めて耳にするジャンルにビックリしましたが、朗読でありながら歌でも表現するという事なので、朗読が苦手な方も楽しめると思いました。そして物語は草食動物と肉食動物が通う学園もの、私は、ジュノと言うオオカミ役ですが、どんなオオカミになるのかも楽しみにしています。動物の純粋な世界だからこそ、現代の私たちに響く何かがあると思います。キャスト、脚本、演出の皆様も初めましての方々なので、どんな化学反応が起こるのか、楽しみにしていただきたいです。
○■崎山つばさ (ルイ役/歌い手・読み手) コメント
今回『BEASTARS』という作品に携わることができてとても嬉しく思います。リーディングミュージカルという朗読要素と音楽要素が合わさって更に演劇要素も加わり、これまでに観たことのないような新感覚な時間が出来上がるのではないかという気持ちでいます。朗読劇や音楽劇の経験はありますが、二つが合わさったものは初めてになりますので自分にとっても様々な発見や刺激を見つけられたらと思っています。青春群像劇×朗読ミュージカルの化学反応を皆様にお届けできるよう頑張ります。
○■原作:『BEASTARS』板垣巴留 コメント
完結して年数が経ちますが、こうしてまだ気にかけて頂きありがたいです。
セリフにこだわってる作品なので、プロの方々の朗読ミュージカル楽しみにしています!
○■脚本:西森英行 コメント
『BEASTARS』は、今を生きる私たちが抱える葛藤や苦悩、そしてそこから浮かび上がる希望を描いた傑作。
○■演出:元吉庸泰 コメント
リーディングでミュージカルで『BEASTARS』という全く想像できないワクワクするような掛け算に挑みます。自分は原作をリアタイでチャンピオンで読んでいて、この作品からどれほどの“一生懸命に生きるという葛藤“を教えてもらったのか計り知れませんでした。この物語が舞台の上に出現する必然性を演出で作れるよう、一所懸命に取り組みます次第です。信頼できるクリエイターたちが揃いました。ぜひお楽しみに、です!
【編集部MEMO】
『BEASTARS』あらすじ…「俺、もっと強くなるよ。この社会にも、本能にも負けないために」肉食獣である自分自身を受け入れ、ハルとの恋に向かって一歩踏み出したレゴシ。しかし、平穏な学園生活を取り戻したかに思えたレゴシに、新たな危機が忍び寄る。