俳優の西島秀俊が25日、都内で行われたApple TV+「サニー」(7月10日より全世界同時配信開始)の特別試写会に、主演で製作総指揮のラシダ・ジョーンズ、共演のジュディ・オング、國村隼、ジョアンナ・ソトムラ、annie the clumsyとともに登壇した。

本作は、京都を舞台に繰り広げられる、ダークなユーモアに溢れたミステリースリラードラマ。
不可解な飛行機事故で夫と息子が消息不明になり、人生が一変した京都在住のアメリカ人女性のサニーの元に、“お見舞い”として夫が勤めていた電子機器メーカーが製造した新型家庭用ロボット・サニーが贈られる。彼女の心の隙間を埋めようとするサニーに対し、最初は腹を立てるスージーだったが、やがて思いもよらない友情が生まれ、スージーの家族に本当は何が起きたのか、暗闇に隠れた真相を一緒に探っていくうちに、2人は知らなかった危険な世界に巻き込まれていく。

ラシダが演じる主人公・スージーの夫、サカモト・マサヒコを演じる西島は、本作で本格的なハリウッド進出を果たした心境を聞かれると「最初はショーランナーのケイティ(・ロビンス)、ディレクターのルーシー(・チェルニアク)、それからラシダさんと最初はzoomミーティングで会って、本読みを始めて、それがとても楽しくて(ラシダと)2人で吹き出しながらセリフを読んでいたんですけど、そのあとに英語のセリフであったり演技を共にしたので、演技をする前に気持ちが通じ合ったというか、すばらしい環境を築けていたのは幸運なデビューだったと思っています」とにっこり。

日本とハリウッドの違いについては「(ハリウッドは)とにかくギリギリまでよりよいものにしようとする努力を惜しまないですね。脚本がどんどんバージョンが変わって、新しいことがどんどん増えていくので、僕もマサという役をいい夫で、いい父で、すてきな役なんだなと思っていたら、台本が来るたびに“あれ!? マサってどんな人なんだろう”っていろんなマサの面が現れてきましたね」と打ち明け、「もしかしたらケイティが僕の中の邪悪な部分とか悪い部分を見たのかもしれないんですけど…冗談ですけど(笑)、キャラクターもそうですし、ストーリーもそうですし、関係性もそうですし、常によりよいものにしていこうという力がものすごくあって、違いというか強く感じた現場でした」と目を輝かせた。

また、日本を題材にした作品に参加しようと思ったのかと聞かれ「日本が好きです」と日本語で答えて観客から拍手を浴びたラシダは、日本の俳優陣と共演しての感想を求められると「すばらしい体験となりました。
今回のキャストは唯一無二だったと思います。スタッフ含め、みなさんが努力を惜しまず尽力してくれました」と感謝し、「伝説といえる方々に参加していただき、私たちの作品のためにお時間を分けていただいたわけで、大変な名声や経験を持っていらっしゃるのに、そんなことを一切、感じさせずに謙虚ですばらしい方々です」と絶賛した。

そして、最後に観客へメッセージを求められた西島は「もちろん僕は日本でたくさんロケーションしていますけど、初めて京都のど真ん中で撮影をしました。これは本当に驚くべきことで、これからもおそらくないだろうと思います」と目を丸くし、「日本の古い文化も映っていますし、今の日本も映っていますし、近い未来の日本の文化だったり新しい世界みたいなものがミックスされて映っています。それが日本人の僕らにとっても新鮮な体験になると思います」とコメント。「物語が人とロボットの繋がりだったり、そこでどう生きていくかという話なんですけど、突き詰めていくと人と人との繋がりだったり、人とは何か、魂とは何かという根源的なテーマに繋がっていくすばらしいストーリーです。
ぜひ最後まで見てください」とアピールした。