ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)で、主人公ライリーの“秘密の推しキャラ”役の日本版声優を中村悠一、武内駿輔、花江夏樹が務めることが28日、発表された。

本作は、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界が舞台。
主人公の少女ライリーが高校入学という転機を迎え、頭の中で彼女の幸せを子供の頃から見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの5つの感情たちの前に、新たに4つの大人の感情、シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、感情のが巻き起こる。

日本に先駆け全米はじめ世界で6月14日より順次公開され、オープニング3日間でアニメーション史上世界歴代No.1オープニングを記録し、公開2週目も興行収入No.1となる特大ヒットを記録中。すでに世界興収は約7.2億ドルを突破し、わずか公開10日間で2024年に公開された作品の中で興行収入1位を達成した。

主人公ライリーの頭の中の感情たちの世界を描いた本作には、ライリーの秘密を隠している“保管庫”が登場する。そんな“保管庫”で暮らしているのが、ライリーの“秘密の推しキャラクター”たち。このたび、ライリーが大好きなゲームに登場する、カッコいいけれどヘタレな必殺技しか繰り出せない日本のゲームキャラクターをモデルにしたランス・スラッシュブレード役の日本版声優に中村悠一、ライリーが好きだった子供番組に登場するキャラクターのブルーフィーとポーチー役に武内駿輔と花江夏樹が決定した。

ちょっぴり大人になったライリーには、家族や親友にも言えない“秘密”も出てくる。ライリーが心の中で密かに恋をしているのが、親友と一緒にハマっていたゲームに登場するランス・スラッシュブレード。ランスは、日本のRPGゲームキャラクターをモデルにしており、『インサイド・ヘッド2』のキャラクターデザインを監修している村山佳子氏がデザインに関わったキャラクター。2000年代のゲームをモデルにしているため画質の解像度は敢えて低くデザインされており、「掴めないほど大きなソード、不必要な片側だけの肩甲、お腹が見える衣裳など、『なんで? なぜ?』と思うような不必要な要素を詰め込んだ」と村山が語る、本作でも異彩を放つユニークなキャラクターで、紫の長い髪をなびかせながらキザな台詞を連発するが、必殺技はヘタレ…にもかかわらず、ライリーは未だにこっそり推している。

そして、2Dのキャラクターでライリーが幼い頃に見ていた子供番組に登場するピンクで愉快な犬のブルーフィーと、ブルーフィーが腰に巻いている黄色いポーチのポーチー。大人になるにつれ子供番組を見なくなってしまっていたライリーだが、実はまだ密かにブルーフィーとポーチーのことが大好きなのだ。


ランス役の日本版声優を務めるのは、『呪術廻戦』の五条悟役や『ハイキュー!!』の黒尾鉄朗役など数々の人気キャラクターを演じてきた中村悠一。中村はランスについて「今回演じさせていただく役は…もう出てきて一言喋れば、いや喋る前から?! どんなやつなのか察しがつく様なわかりやすいキャラクターだと思います。それだけ個性的、と言う事で演じる際にも難しい点が沢山あり、熱の入った収録になりました。立ち位置的には凄くオイシイので見てくださった皆様の印象に残る人物です」と明かしている。さらに本作の見どころについては「そして何よりも本作のドラマ部分! 自分も台本片手に通しで拝見しましたが、途中から見入ってしまい『最後はどうなる?!』と盛り上がってきたところで試写の時間が終了…ラストを観ることはかないませんでした。早く観たい! きっと観る方が全てに共感できる、ライリーの悩みや楽しさ、変化し続ける感情を楽しんで下さい」と熱いコメントを寄せた。

ブルーフィーを演じるのは、『アナと雪の女王2』のオラフ役や『アイドルマスター シンデレラガールズ』のプロデューサー役などで知られる武内駿輔。武内は「かなりジョークの効いたキャラクターでとてもやりがいがありました! 笑 『インサイド・ヘッド』の世界観が新しいキャラクターたちの登場によって、さらに広がった気がします。前作もかなり面白かったですが、今回は超えるくらい感動しました。思春期を迎えたライリーの学生ならではの悩みや喜び、そんなドラマをぜひ楽しんでいただけますと幸いです」と語る。

そして、ポーチー役には『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役や『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のリドル・ローズハート役などで知られる花江夏樹。花江は「『インサイド・ヘッド』は以前から好きな作品でしたのでオファー頂いた際はとてもうれしかったです。
ポーチーは見た目がとてもユニークで可愛くて、出演シーン自体はそこまで多くありませんが重要な役割を担ったキャラクターです、きっと…笑 楽しんで頂けると思いますので是非ご覧下さい!」とコメントしている。

あわせて、ランスとブルーフィーとポーチーがヨロコビやカナシミたちと出会う本編シーンも公開。高校入学という転機を控え、「何をやってもダメ…」「私、どうしちゃったの?」と自分でも自分のことがわからなくなってしまうほど落ち込むライリー。実は頭の中では、大人の感情“シンパイ”たちが子供の頃からライリーを見守る感情のヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリを瓶の中に閉じ込め司令部から追放してしまっていたのだ。追放されたヨロコビたちがたどり着くのは、ライリーのひみつを隠している保管庫。そこで出会うのがランスとブルーフィーとポーチーだ。ランスは「俺はヒーローになりたい。だが暗い過去にこの身を縛られて…」、「俺達には価値がない!無能の烙印を押されたあぶれ者」などわけの分からない台詞を連発。しかし、ランスには“ある必殺技”があり、ヨロコビやムカムカはその技を使って瓶から脱出しようと試みるのだが…。いちいち大げさな動きと台詞を繰り出すゲームの二次元キャラクターであるランスだが、果たしてこの後もどんな活躍を見せるのか? 最後に少しだけ映るブルーフィーとポーチーにも注目だ。

【編集部MEMO】
主人公・ライリーの日本版声優は横溝菜帆。カナシミ役は大竹しのぶ、ムカムカ役は小松由佳、ビビリ役は落合弘治、イカリ役は浦山迅、ヨロコビ役は小清水亜美、シンパイ役は多部未華子、ハズカシ役はマヂカルラブリー・村上、イイナー役は花澤香菜、ダリィ役は坂本真綾が務める。


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