同作は主演に伊藤英明、ヒロインに新木優子を迎えて描かれるサイコパスサスペンス・ロマンス映画。
伊藤は自分の“理想”を追求するあまり歪んだ愛で妻を支配しようとする天才科学者・ナオキを演じる。新木は、ナオキの妻で陶芸家のマユミ役で出演。そして監督・脚本は石川慶氏が務め、『愚行録』、『蜜蜂と遠雷』、『Arc アーク』でタッグを組んだポーランド出身の撮影監督 ピオトル・ニエミイスキ氏と再タッグ。近未来的な世界観を美しくリアリティあふれる映像で映し出す。
舞台は西暦2200年、科学技術が発展し人類の宇宙移住が進んだ近未来。宇宙に浮かぶ高級レジデンスに暮らすナオキ(伊藤)とマユミ(新木)は、一見誰もが憧れる完璧な夫婦。マユミは趣味の陶芸、ナオキは自身の研究に没頭し、洗練されたダイニングで優雅な音楽と料理や食事を楽しむ、平穏で理想的な夫婦の日常を過ごしている。しかし実はナオキは、マユミが自分を一番に愛してくれていた頃の幸せな日々を取り戻すため、妻をアンドロイドにしており、自分の理想を追求するあまり何度も妻を“作り変えていた”。ナオキの歪んだ愛情と、自身の置かれた状況に少しずつ気付き始める妻……近い未来、身近に起こりえる“愛の形”を描いている。
コメントは以下の通り。
○伊藤英明
台本を読んだ時からこれまでの未来を舞台にした作品とは作風が違うと感じていました。「宇宙の設定はどうやって描かれるんだろう? AI やテクノロジーをどのように表現するのだろう?」と、経験したことのない設定に想像を掻き立てられていました。
石川監督の頭の中にある世界をどう表現すべきか悩み、楽しみ、結果として更に役者という仕事が好きになりました。もどかしくて、つらくて、楽しくて、幸せで、感情を揺さぶられる要素が散りばめられた最高の作品です。
○新木優子
このプロジェクトは、規模が大きいだけでなく、石川監督の見ているもの、作ろうとしているものがすごく大きく感じたので、緊張感もあったんですけど、お声をかけていただき、ご一緒できて本当に嬉しかったです。ここまで宇宙空間とリアルな空間が一体化して、境目が違和感なく描かれた作品はなかなかないと思います。この作品は日本だけじゃなく世界の方々にも楽しんでいただける作品になっていると思うので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
○石川慶監督
SF作品はある程度、古典的な未来像が固まっている一大ジャンルだと思いますが、せっかく新しい未来を描くのに先人たちを模倣するのは意味がないと思いました。人間関係が断ち切られた宇宙空間だからこそ突き詰めたシンプルな夫婦の話を描くことができ、エンタメ要素もありつつ、タイのエキゾチックな要素もあり、日本人としても感情移入できる物語になっているので、SFというジャンルにとらわれずに先入観なくお楽しみいただければと思います。
○ジェームズ・ファレル氏(Amazon MGM スタジオ インターナショナル・オリジナル責任者)
人類の宇宙への移住がそう遠くはない近未来が、石川慶監督の手によりドラマチックに描かれます。伊藤英明さん、新木優子さんという日本のトップレベルの俳優の方に主演を務めて頂き、ポーランド人の撮影監督ピオトル・ニエミキスキによる撮影がタイで行われ、VFXはハリウッド映画も手掛けるカナダと、最高峰のスタッフが集結しました。サスペンスフルなストーリーと、リアリティ抜群の新しい SF 映像体験をお客様へお届けできることを嬉しく思います。
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【編集部MEMO】
Amazon Original 映画『不都合な記憶』は、伊藤英明が主演を務めるサイコパスサスペンス・ロマンス映画。Prime Videoで9月より世界独占配信。