今年4月23日にCDデビュー10周年を迎えたWEST.(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望)の2年ぶりとなるドームツアーは、大阪、福岡を経て、8月29日~31日に東京ドーム公演を開催。3都市8公演で38万人、東京ドーム公演では3日間3公演で16万5000人の動員を予定している。
メンバーそれぞれがグループへの思いやドーム公演への意気込みを語った4分30秒のオープニング映像の後、「証拠」で幕を開けた同公演。「行くぞ東京!」と力強く盛り上げ、歌唱後には小瀧が「今日は来てくれてマジでありがとう。俺たちが見たかった景色を見させてくれてありがとう。超満員のペンライトが揺れる東京ドームで今日ライブができて幸せです。すでに泣きそうです」と1曲目から感極まっていた。
続いて、「AWARD」を披露。「会えてうれしいよ東京! チケット握りしめて来てくれてありがとう!」「マジで来てくれてありがとう! 幸せにします」「もう胸いっぱいだけど3時間思いっきり楽しもうぜ!」などとメンバーが挨拶すると、ファンも大歓声で応えた。
「WEST.ユニット曲アワード」と題し、歴代のアルバムに収録された人気ユニット曲を披露するコーナーも。曲間にはユーモアあふれるWEST.らしい楽曲紹介で笑いを誘い、重岡と神山のユニット曲「Lovely Xmas」の最後は7人で披露した。
MCでは、「WEST.10周年 AWARD 5大ニュース」と題し、WEST.10周年記念展「関西七色男大祭り」開催、LIVE Blu-ray&DVD「WEST.10th Anniversary LIVE TOUR AWARD」10月9日発売決定、まぁくんイッカLINE公式スタンプ9月10日発売決定、WOWOWオリジナルライブ放送決定、大阪松竹座公演決定という5つのニュースを発表。
さらに、9月10日発売の「まぁいっか!」を初披露するとファンは大喜び。7人はポップな振り付けを笑顔で踊り、「踊るのが恥ずかしいくらいかわいい振り付け」と照れていた。
今年4月24日にリリースされた「ハート/FATE」収録曲で、重岡と神山の2人で作曲、WEST.7人で作詞を担当したWEST.らしさ全開の「・(ten)」はアコースティックver.で披露。続く「しらんけど」もアコースティックVer.で届けた。
「10周年メドレー」では、シングルのMVをバックに「ええじゃないか」「プリンシパルの君へ」「しあわせの花」などを歌唱。お祭り感満載のフロートに乗って会場を巡りながら披露し、「みんな改めて10年間ありがとう!」とファンへの感謝も伝えた。
終盤はバンドを背負って歌唱するロックコーナー。「間違っちゃいない」や「アンジョーヤリーナ」などを披露し、「超きっと大丈夫」ではファンも一緒に歌って会場は一体感に包まれた。
桐山は「いっつもすげーすげーと思うけど、今日すごいわ。ありがとうね」とファンに感謝し、「いろんな人に支えてもらって、いろんな人がおってここに立たせてもらっているなと改めて思いました。10周年ですイエーイ! というより、先も見ている。
中間も「よくアイドルは夢を見せる仕事でしょと言われるんですけど、逆やなと。逆にみんなに夢を見させてもらっているんだなと思いました。改めてありがとうございます」と感謝し、「僕たちば見せているのは紛れもない現実です。みんな日常で嫌なことがあるかもしれないし、今日みたいに楽しいこともあるかもしれない。これ全部現実だから。僕たちに会えているのも現実だから。これからもWEST.をよろしくお願いします」と呼びかけた。
濱田は「ありがとう! 楽しかった楽しかった楽しかった。
神山は「こうやってステージに立たせてもらっているのは皆様の日々が応援や支えがあってからこそだと思っていますが、ステージに立つたびにライブってすごいなと。僕的には非現実的な空間。普段では味わえない空気が、幸せな空気が満ちている。この会場には5万5000人が集まって、僕たち7人がステージ上に立っていて、5万5007人の人生がギュッとなっているってすごいだなと思います。皆さんと出会えた人生でよかったと心から思っています。これからもいろんな景色を皆さんと見ていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」としみじみと語った。
小瀧は「こんなすごい景色を見られるなんて本当に僕は幸せ者だと思います。今日もみんなの声に、みんなの笑顔に、みんなの存在一人ひとりに感謝を伝えたつもりです。いつ折れてもおかしくなかった柱をあなたたちが支えてくれました。本当に10年間ありがとうございました。これから先もよろしくお願いします」とメッセージ。
藤井は「ほんまに今思っていること、一つだけ言っていいですか? 今、口の中、かっぴかぴなんですよ」と打ち明けて笑いを誘い、重岡からCMのようにおいしそうに水を飲むようにリクエストされると、水をゴクゴク飲んでカメラ目線で満面のスマイル。「こんなバカができるのもWEST.のライブということで(笑)。みんなしんどいこともいっぱいあると思うけど、またみんなで集まってバカみたいなことを一緒にやりましょう!」と呼びかけた。
重岡は「今日ライブ前にご飯食べていたら、僕が事務所に入ったときからお世話してくれている音楽スタッフの方がいいことを言っていて、『人生が夢をつくるんじゃなくて夢が人生をつくる』と。夢を聞いたら楽しそうにしゃべっていて、誰かの幸せが自分の幸せってなれているのが本当にうれしい。本当に幸せもんだと思います。夢が人生を作るのであれば、僕、重岡大毅は自分自身をいっぱいいっぱい楽しんで、たくさんの夢をつくって、そんな人生を思いっきり歩みたいと思っています」と熱く語った。
アンコール前にはファンによる「サムシング・ニュー」の大合唱がサプライズで行われ、「WEST.10周年おめでとう!」とお祝いのメッセージも。メンバーは「すごい」「びっくりした」「全く知らなかった」と驚き、「ありがとう」「世界一のファンの皆様だね」「幸せだね」と感激。濱田は、裏でスタッフに「これなんですか?」と聞いたら、「愛されている証拠です」と言われたと明かした。
ファンの大きな愛を受け取ったWEST.は、アンコールで「Make a Wish!! ~世界中が愛してる~」「あかさたなららら」など4曲を披露。改めてファンに感謝の気持ちを届け、藤井は「これからもWEST.という7人のグループを一緒に楽しんで、バカなことやって、楽しい空間をつくっていきたいと思いますので、これからもWEST.よろしくお願いします」と呼びかけた。