成城石井は7月18日、カレーフェア「ようこそ!カレー沼へ」を全店で開始する。
記録的な暑さが続く夏。
○自家製カレー7品が新登場
第1弾では、自家製の新商品として「赤ワインでじっくり煮込んだ牛タンの欧風カレー」(863円)、「豚肉の山椒炒めとジンジャーライスの麻辣カレー」(755円)、「和風だしをきかせた冷やしカレーきしめん」(647円)、「マッサマンカレーヌードル」(755円)、「スリランカ風チキンとジャガイモのあいがけカレー」(755円)、「9種スパイスのキーマカレー」(647円)の6商品が登場する。
赤ワインでじっくり煮込んだ牛タンの欧風カレーは、バターと小麦粉を茶褐色になるまで炒めたところにフォンドヴォーを混ぜて作った自家製のブラウンソースがベースの奥深い味わいの欧風カレーに、赤ワインで3時間じっくり煮込んだ牛タンをのせた。彩り豊かな紫キャベツとアーリーレッドのアチャールをトッピングしていいる。
豚肉の山椒炒めとジンジャーライスの麻辣カレーは、ルーに四川山椒を使用することで痺れる辛さを生み出し、自社で炊飯した生姜香るライスと合わせた。トッピングには、豚肉の山椒炒めをのせて見た目もインパクトのある商品に仕上げている。肉の山椒炒めに使用している豚肉は、塊の状態で仕入れ自社でスライスしたものを使用。自社加工を行うことで可能な限りコストを抑えつつ、その分製品中における豚肉の使用量を増やし、具材感をしっかりと感じられるカレーに仕上げた。
和風だしをきかせた冷やしカレーきしめんは、きしめんに別添えのめんつゆをかけて混ぜ合わせ、上皿のカレーやトッピングをのせて食べる和風テイストの一品。カレーには鶏むね挽肉が入っているほか、トッピングには出汁で煮た油揚げ、オクラやかぼちゃ、なす、赤パプリカなどの野菜も彩り豊かに使用している。
マッサマンカレーヌードルは、タイ南部の料理「マッサマンカレー」と、タイ北部の麺料理「カオソーイ」を、開発者である料理人のアイデアでアレンジした一品。
スリランカ風チキンとジャガイモのあいがけカレーは、トマトベースの爽やかな味わいのチキンカレーと、ココナッツベースのマイルドなジャガイモカレーの2種あいがけカレー。「本場のスリランカの味わいをお届けしたい」という想いで、開発者の友人であるスリランカ人シェフから教えてもらったレシピを参考に、スリランカのミックススパイス「トゥナパハ」を開発者が自ら再現したほか、「カレーリーフ」を取り入れることで、料理全体にその豊かな香りが広がるように仕上げた。また、少しマイルドな辛さに調整することで、辛いものが苦手な人でも食べられる味わいにしている。さらに、人参や大根、キャベツを酢漬けにしたアチャールもトッピング。初はそれぞれのカレーの味わいを楽しみ、途中で2種類のカレーとアチャールを混ぜて食べるのがおすすめだという。
9種スパイスのキーマカレーは、クミン、クローブ、コリアンダー、ターメリック、シナモン、カルダモン、ブラックペッパー、ナツメグ、カイエンペッパーの9種類のスパイスをベースに、豚挽肉や、玉ねぎや人参、セロリといった野菜を使用したキーマカレー。クミンの香りをしっかりと移した油で野菜や肉、スパイスを一緒にじっくりと炒めることで、野菜や肉本来の旨みと甘みを引き出しつつ、スパイスの香りを引き立たせた。トッピングにはゆで玉子とカシューナッツ、チーズパウダーを使用している。
第2弾では、新商品「海老とカシューナッツのカレー(プラウンマサラ)」(755円)が登場する。開発者がホテルの料理人だった時代に同じホテルで働いていたインド人シェフがつくっていたカレーを参考に、試作を繰り返し作り上げた一品。海老エキスを使用したほか、海老をルーで煮込まずにトッピングし、その上から海老のオイルをかけることで、一皿で海老の風味と旨みを存分に楽しめるカレーに仕上げた。ルーにココナッツクリームと生クリーム、自家製のカシューナッツペーストを使用することでコクとクリーミーさを出し、ヨーグルトとトマトで適度な酸味を出していいる。
○レトルトカレーの新商品も
レトルトカレーでは、具材感を存分に楽しめる新商品3品が登場する。第1弾では、「ビーフルンダン」(755円)と「成城石井 ポークビンダルー」(647円)を発売する。
インドネシアの煮込み料理の一種であるビーフルンダン。具材感を楽しめる商品にするため、牛すね肉を製品中に4割使用することで、しっかりとした具材感を表現。カシューナッツペーストを用いることでカレーにコクを出すとともに、粗目に砕いた落花生とカシューナッツを入れることで食感にアクセントを加えた。牛すね肉の旨みと、ココナッツミルクやナッツのコクを感じることができ、スパイス感と適度な辛さのある味わいに仕上げている。さらにレモングラスやこぶみかんの葉を使用し、エスニックらしい爽やかな香りも楽しめる。
ポークビンダルーとは、インドのゴア州発祥の酸味が利いたカレーのこと。
第2弾では「黒毛和牛牛すじカレー」(755円)が登場する。具材の牛すじには、黒毛和牛の牛すじのみを使用。クミンやコリアンダーといったスパイスを32種類使用することで奥行きのある香りを出しつつ、鰹節エキスや昆布エキスを使用し、全体でまとまりのある和風テイストの味わいに仕上げた。
○カレー風味の菓子も登場
本フェアでは、カレー風味のチップスやナッツなどの菓子も4品(うち新商品3品)用意する。バイヤーおすすめの新商品は、「山芳製菓 ポテトチップス グリーンカレー味」(357円)。青唐辛子パウダーやレモングラスパウダーが利いた、爽やかでスパイシーな味わいが特長のグリーンカレー風味のポテトチップス。成城石井限定商品となる。
○「成城石井 BAKERY」でも新商品を発売
大阪・京橋にある成城石井のベーカリー業態「成城石井 BAKERY」でも、カレーフェアに連動して2品新商品を発売する。
「ドライカレーの自家製ソーセージドッグ」(323円)は、湯種生地に、自家製のドライカレーと成城石井自家製 ポークウインナーを2本挟み、モッツァレラチーズ、フライドオニオンをのせて焼き上げた一品。
「自家製ドライカレーとゴーダチーズのもちもちナン」(323円)は、平たくナン型に伸ばしたもっちりとした湯種生地の上に、自家製のドライカレー、セミドライトマト、ゴーダチーズをトッピングして香ばしく焼き上げた商品。ドライカレーには9種類の野菜を使用し、デミグラスソースを加えることでコクと甘みを引き出した。
なお、上記商品は、成城石井 成城店(東京・世田谷区)の成城石井 BAKERYコーナーでも販売する。