映画『近畿地方のある場所について』(8月8日公開)の近畿プレミアが16日に行われ、菅野美穂、赤楚衛二、白石晃士監督が登壇した。

同作は、累計発行部数70万部を突破し、「このホラーがすごい!2024年版」で第1位に輝いた背筋氏による小説を原作に、数々の怪異を描いてきた白石晃士監督が実写化。
物語は、オカルト雑誌の編集者が行方不明になることから始まる。彼が最後に追っていたのは、幼女失踪や中学生の集団ヒステリー、都市伝説、心霊スポットの騒動など数々の未解決事件だった。編集部員の小沢(赤楚衛二)とライターの千紘(菅野美穂)は調査を進めるうちに、それらが"近畿地方のある場所"に集約されていくことに気づく。
○菅野美穂&赤楚衛二W主演映画、謎解き型のイベントを実施

今回のイベントは、公式サイトとSNSにて公開された「社名が伏せられたある新聞社による報告書」をもとに、謎のプレミア会場を導き出せた人の中から抽選で88名のみが参加できる“場所ミステリー”型のイベントとして実施。難易度の高さから、一時は正解者が現れない可能性も囁かれていたが、実際には当選88名を大幅に上回る正解者からの応募があった。

謎解きの難解さからSNSでは考察が飛び交い、開催前から大きな注目を集めていたが、16日夜のプレミアイベント閉幕をもって、会場が大阪にあるクリエイティブセンター大阪であることが明らかになった。

舞台挨拶に登壇した菅野は、「私も挑戦してみたんですけど、謎解き資料の1つ目に、“こ”が多かったんですよ。それが何か鍵になるのかなと思ったんですけど全く違いまして。もう本当に謎解き“わかんのかんのかんのみほ”でした(笑)」と笑いを誘う。そして、「あの謎解きを解いてきてくださるとは、みなさん素晴らしいですね!」と会場に辿り着いた当選者たちを称賛していた。

自身もホラー映画好きを公言している菅野は「ホラー作品が本当に久しぶりで、自分で準備していたものを現場で提案するというよりは、監督が思い描いていることに寄り添うというか、監督がおっしゃることをそのままできたらいいなと思って現場にいました」とコメント。「みなさんに怖がっていただけるように、ドアノブに手をかける1つの所作にもホラーの見せ方があるなと思い、興味深かったです」と語った。


また、劇中でも登場するオカルトや都市伝説といった要素について、菅野は「信じています。ネッシーはそろそろ諦められるんですけど、ツチノコとケサランパサランはまだ見たことのないだけで、信じています!」と目を輝かせ、赤楚も「僕も特にチュパカブラにはいてほしいと思います。響きも好きです!」と熱弁した。
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