ファミリーマートは、おにぎり専門店「ぼんご」監修のおむすびの新作を11月18日から販売する。「ぼんご」の監修は今年3月と8月の販売に続き三度目。
今回は新たに「ふわうま製法」を導入した2種類が登場。加えて「直巻おむすび」2種類も登場する。

○大谷翔平をおむすびアンバサダーに起用、売れ行き絶好調

発表会で、11月のおむすびキャンペーンとおむすびアンバサダーに就任している大谷翔平選手との取り組みについてファミリーマート商品本部デリカ食品部長の木内智朗氏が説明。

大谷翔平選手が3年連続のMVPを獲得したことについて、「本当におめでとうございます。大谷選手はおむすびが原動力と言ってくれていますが、ファミリーマートとしても皆様の原動力になれるよう全力投球でアピールしたい」と祝った。

大谷選手を起用したおむすびキャンペーンは今年3月・8月に続き三度目となる。ファミリーマートがおむすびを強化する理由について木内氏は「おむすびはファミリーマートへの来店目的第1位のカテゴリーです。比較的買いやすい価格帯のおむすびを強化することによって、お客様のニーズに応えたいという考えがあります」と話す。

大谷選手がアンバサダーに就任したことで、さらにおむすびの販売金額が好調に推移、3月のキャンペーンでは販売1週間で300万個を販売、キャンペーン3週間の累計販売数は922万個を突破したという。さらに8月に実施したキャンペーンも3週間の累計販売数は637万個を突破するなど、大きな反響があったと明かした。

○20億円の追加投資「ふわうま製法」とは?

今回のおむすびキャンペーンから登場したのが「ふわうま製法」。

ふわうま製法とは「お米とお米の間に空気を抱き優しく成形することで、ふっくろとした食感を実現する製法」。
過去二度コラボをしている、おにぎりの専門店ぼんごでも空気を入れて"極力握らない"ことから、今回さらに20億円の追加投資を行い、「贅沢具材のごちむすび」と「直巻きおむすび」にもふっくらマシーンを拡大したという。

製造時に具材を入れるパーツと蓋のパーツに分けて米を盛り、具材を投入した後にふんわりと合わせるようにしておむすびの形にしている。同じご飯の重量でも空気を多く含むことで大きく見えるのも特徴だ。

○11月のおむすびキャンペーンで登場する4種を公開

ここで11月のおむすびキャンペーンで登場する4種を紹介する。

まずは「ぼんご監修 ごちむすび 牛そぼろと卵黄ソース」(275円)。国産黒毛和牛の牛そぼろと、肉の旨味を引き立てるとろっとした卵黄ソースを合わせた。

「ぼんご監修 ごちむすび いくらと秋鮭」(320円)は、いくらの醤油漬けと北海道産秋鮭のほぐし身を合わせた。

「直巻 サーモンマヨネーズ」(198円)は、サーモンダイスと鮭トロを使用し、ダブルの鮭が楽しめる。マヨネーズの程よい酸味がアクセントになっている。

「直巻 高菜と明太子」(189円)はごま油が香ばしい高菜炒めに明太子の食感が楽しい。

○「ぼんごのこだわり"極力握らない"がファミリーマートのおむすびでも再現されている」

発表会にはおにぎりぼんご女将の右近由美子さんも登場。

おにぎりぼんごは大塚にあるおにぎり専門店。
注文を受けてからカウンター越しに1つ1つ丁寧に握るスタイルで人気を博し、行列の絶えない店として知られている。

今回の監修時に苦労したこととしては「おむすびの魅力を伝えるために、ぼんごではあまりやってないことに挑戦してみたいと思いました。そこで人気ナンバーワンの『すじこ+さけ』をいくらでやってみようと考えたのが『ごちむすび いくらと秋鮭』です。以前ぼんごでも検討したことがあるのですが、温かいご飯でいくらを包むと皮が破れてしまってうまくいかなかったんです。この機会にぜひチャレンジしてみようと提案しました。

もうひとつの『牛そぼろと卵黄ソース』もお店での人気の組み合わせを黒毛和牛を使用して期間限定でやったことがあったのですが、これが本当に美味しかったので提案いたしました」と話した。

さらにこだわりとして、「おいしいおむすびはふっくらとした食感にあると思っていて、それを伝えるためにぼんごでは空気が入るように“極力握らない”ことを意識して作っています」と話す右近さんだが、ファミリーマートのふわうま製法を工場で見学したと明かし、「お米とお米の間にちゃんと空気が入っていて、それでいてきちんと成形されていて驚きました」と話す。
○右近さんがおむすびの握り方を実演

発表会の後半では、右近さんがおむすびのライブパフォーマンスを行う場面も。お店と同様に"極力握らない"握り方を披露し、木内氏が試食した。
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