東京都消費生活部が、シールブームの影で潜む乳幼児の誤飲事故に注意を呼びかけている。
○シールの誤飲・ヒヤリハットに注意

ニフティが運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」上で実施した「シール」に関するアンケート調査では、小学生のうち約77.5%がシール集めに「ハマっている」と回答した。
また、そのうち約9割が集めたシールを「シール帳に貼る」ことで楽しんでいる。

東京都生活文化局が令和3年1月22日~1月26日、東京都に居住する生後6カ月以上~小学校入学前の乳幼児と同居する20歳以上の保護者3,000人を対象に実施した「誤飲等及びヒヤリ・ハット経験」調査によると、玩具類(3,036件)の中で最も件数が多かったのはシール(583件)だった。

昨今のシールブームの影響もあり、兄妹が集めたシールを誤って口に入れてしまう事故のケースもあるという。都の調査には、「貼って剥がせるシールに食べ物のイラストが描いてあり、食いしん坊の娘が食べてしまった。」(1歳女児)という相談事例も寄せられている。

○乳幼児の誤飲を防ぐ具体的な対策法

1歳児の壁という言葉があるように、1歳を超えてくると、子どもはいろいろなものに興味を持ち、さまざまなものを口に入れるようになる。また、小さい子どもは危険を認識して行動することができない。

乳幼児の口に入る大きさは、トイレットペーパーの芯の直径とほぼ同じ大きさとされている。咀嚼能力が未発達な乳幼児は、口に入れたものを咀嚼せず、そのまま飲み込んでしまう危険性がある。事故を未然に防ぐためには、日頃から日常に潜む危険を確認し、安全対策を心がける必要がある。

○応急処置の方法を知らない人が半数

都が実施した調査報告書によると、誤飲等をした時の応急処置の方法について、半数が「知らない」と回答している。

もしもの場合に備え、東京都は「誤飲等による乳幼児の事故防止ガイド」を作成。JRC蘇生ガイドラインに基づいた応急手当ての方法や、誤飲等の多い製品の具体例、事故防止のポイントなどを紹介し、都民へ注意喚起を行っている。
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