村田の豪快な打撃に期待が高まっている(C)産経新聞社
西武のオープン戦の戦いぶりが注目されている。
昨年歴史的な低迷を招き、西口文也新監督を迎えて戦うシーズン。
【動画】阪神戦に先発した菅井は5回無安打無失点と圧巻ピッチング
11日の阪神戦は今季初の本拠地ベルーナドームの試合となり多くのファンが応援に訪れる中、9回二死まで継投でノーヒットノーランと熱気あふれる展開に。最後は阪神の前川右京が意地の内野安打をもぎ取ったが、1安打の完封勝ちをおさめたことも大きく話題を集めた。
先発した高卒4年目左腕の菅井信也は5回まで阪神打線を無安打ピッチング。先発ローテ入りへアピールを果たすと、打線も1番に入った長谷川信哉が7回の適時打を含む2安打、新外国人のタイラー・ネビンもともにマルチ安打を記録とチームを盛り立てる。
西武伝統の守り勝つ野球を今季最初の本拠地ゲームでしっかり見せたとあって、試合直後からファンの間からも「今年の西武、強くない?」「シーズンが楽しみすぎる」など期待の声が多く集まっている。
また、新生西武では打線強化が鍵を握る中、新たな右の大砲候補にも注目が集まっている。
プロ2年目シーズンとなる村田怜音は4番に座った8日、9日に行われた楽天とのオープン戦で2試合連続の先制適時打をマークと存在感を示した。
ルーキーイヤーとなった昨季は5月に左ひざ十字じん帯損傷の大けがを負って、シーズンで活躍することは叶わなかった。チームが求めている、右の和製大砲候補が1年遅れで大暴れを果たせるか。
またチームでは守備の名手、外崎脩汰がサードにコンバートされたことにより、熱い二塁手争いも注目されている。
ソフトバンクを戦力外、西武と育成契約を結び新加入となった仲田慶介、現役ドラフトでロッテから移籍してきた平沢大河の定位置争いの行方も話題を集める。
ほかにもドラフト2位ルーキーの渡部聖哉(大商大)の活躍など、楽しみな材料が多く、2025シーズンへの期待が高まっている。
新生西武がパ・リーグの台風の目となるか。28日の開幕オーダー、開幕1軍入りメンバーの行方も引き続き、ウオッチしたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]