シーホース三河は3月12日(水)、敵地の横浜国際プールで横浜ビー・コルセアーズとの今季4度目の対戦を行なった。

 1Qに二桁ビハインドを背負い、レイマンの負傷やガードナーのファウルトラブルで難しい状況となるも、我慢のバスケを続けながら追い上げ、残り50秒にエース・西田(優)のアタックで逆転に成功。

しかし残り2秒に逆転を許し、1点差で惜敗した。

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―試合結果―
2025年3月12日(水)
横浜BC 〇 86 – 85 ● 三河
(三河通算成績 28勝13敗)

B1リーグ・シーホース三河、横浜ビー・コルセアーズ相手に我慢のバスケを続けるも1点差で惜敗

1Q 横浜BC 30–21 三河

7本の3Pシュートを決められて9点ビハインド

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

立ち上がりから横浜BCにタイトなディフェンスを仕掛けられ、ターンオーバーから先制点を与えて相手を勢い付かせてしまう。横浜BC #21コッツァーのバスケットカウントで0-5と先行されるが、#54ガードナーを起点にオフェンスを展開。#11久保田のカットイン、#54ガードナーのスピンムーブで5-4と盛り返し、開始3分に#13須田の3Pシュートで逆転する。

しかしそこから横浜BCに#18森井、#8クラーク、#8クラークと3連続で3Pシュートを沈められて16-9とリードを許す。

タイムアウトと選手交代で流れを変え、#13須田、#7長野が立て続けに3Pシュートを射抜いて16-15と1点差に詰め寄るが、再び横浜BCの3Pシュート攻勢を浴びて、残り2分に27-17と二桁点差を作られる。

#7長野のフローターで打開を図るが、横浜BCは#15ラベナに3Pシュートで譲らない。#10レイマンのドライブから#32シェーファーがダンクを叩き込むが、このプレーで#10レイマンが足を痛めてプレー続行が難しくなるアクシデントに見舞われる。

2Q 横浜BC 50–44 三河 (横浜BC 20–23 三河)

石井がディフェンスでスイッチを入れ、西田(優)がドライブで攻撃を牽引

スタートは、#7長野、#18角野、#27石井、#32シェーファー、#54ガードナー。

横浜BCに#21コッツァーのカットイン、#4 イングリスのファストブレイクでリードを13点に広げられる。

オンザコート1の状況で#27石井が激しいディフェンスでチームに火を付けると、#18角野がドライブで反撃。#16西田(公)がオフェンスリバウンドで粘って#32シェーファーのゴール下につなげる。

#10レイマンを欠く中で、#54ガードナーがファウルトラブルに陥るも、足を使ったディフェンスで我慢し、#7長野と#0オーガストのハイロープレー、#19西田(優)のアタックで追随する。

オフィシャルタイムアウト明け、#19西田(優)のドライブから#0オーガストがゴール下を決めるが、横浜BC#4イングリスに返上されて点差を詰めることができない。

我慢の時間が続くが、残り3分に#11久保田のステップバック3Pシュートで10点差に。さらに#19西田(優)が身体を張ったディフェンスで横浜BC #4イングリスからオフェンスファウルを引き出すと、ドライブで一気に加速してインサイドをこじ開け8点差に追い上げる。
残り2分に#18角野の3Pシュートで45-40と5点差に迫ると、その後は横浜BC#15ラベナと#13須田が連続得点を決め合い、50-44でハーフタイムを迎える。

3Q 横浜BC 70–67 三河 (横浜BC 20–23 三河)

ガードナーが11得点 3点差に迫って最終Qへつなぐ

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

横浜BC #8クラークの3Pシュートで先制を許す。開始2分に横浜BC#18森井のドライブで再び二桁ビハインドを背負うが、#0オーガストのファストブレイク、リバウンドの連続得点で食い下がる。

横浜BC #15ラベナのファストブレイクで61-50と引き離されるが、ファストブレイクから#54ガードナーが連続得点。残り3分半に、クラブのB1通算40000点達成となる#18角野の3Pシュートでワンポゼッション差まで追い上げる。

横浜BCに立て続けに3Pシュートを決められるが、#54ガードナーがインサイドで強さを発揮して5得点を挙げ、#18角野の3Pシュートをはさんで、再び#54ガードナーのアタックで3点差に迫って、最終Qを迎えた。

4Q 横浜BC 86–85 三河 (横浜BC 16–18 三河)

残り50秒にエース・西田(優)のアタックで逆転も、1点差で惜敗

スタートは、#7長野、#18角野、#27石井、#32シェーファー、#54ガードナー。

4Qも横浜BCが突き放し、三河が食い下がる展開が続く。開始2分に#27石井の3Pシュートで3点差に詰め寄るも、横浜BCも簡単には流れを渡さず、#8クラークの連続得点で7点差に押し返される。

5点ビハインドで迎えたオフィシャルタイムアウト後、粘り強いディフェンスで横浜BCの得点を止めると、残り3分に#54ガードナーの3Pシュートで2点差に肉薄する。

横浜BCに#4イングリスのジャンプシュートで離されるが、#19西田(優)がドライブで切り込んでフリースローを獲得。2本目は外れるが、リバウンドを#0オーガストが押し込んで1点差に。

残り50秒、#19西田(優)が#54ガードナーのスクリーンを使ってインサイドに切り込み、冷静にボードを使って逆転点のジャンプシュートをねじ込む。

横浜BC須藤にオフェンスリバウンドを押し込まれて再逆転されるが、残り25秒に#0オーガストがダンクで84-85と前に出る。この1点を守り切りたかったが、残り2秒で横浜BC#4イングリスにタフショットを決められて再逆転を許して86-85で惜敗した。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

特に前半、ベストエフォートを出すことができませんでした。

横浜BCさんは調子が良くてプレーも素晴らしかったです。今日で最近4戦中3勝となったと思いますが、本当に波に乗っていると感じています。

ディフェンスのレベルに関しては、40分間一体感を持ってやることができました。特に後半良かった部分はありましたし、自分たちができることをやってきましたが、最後の結果に結びつけることができませんでした。

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