石川はここまで無失点と好投を続けている(C)産経新聞社
巨人の開幕ローテ争いが注目されている。
12日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に先発した横川凱は4回途中4安打2失点で降板。
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現在先発ローテは開幕投手の戸郷翔征、2年連続2桁勝利の山崎伊織、井上温大、フォスター・グリフィンの4人に加え、ベテランの田中将大が内定。残る1枠をめぐって、若手投手陣がし烈な争いをくり広げている。
ここにきて当初、有力視されていた西舘勇陽、又木鉄平、この日の横川凱など続々と先発候補が脱落する中、有力な候補と見られているのはすでに先発経験も豊富な赤星優志にもある。
プロ4年目を迎える右腕は9日の阪神とのオープン戦に2番手で登板。4回は相手主軸に対し、三者凡退に抑えると、3回48球5奪三振、最速152キロ、無失点の内容。この内容には阿部監督も及第点を与えた。
またひそかに注目の存在となっているのは、左腕、石川達也にもある。
9日にファームの阪神戦で先発。4回1安打無失点、最速148キロの直球を軸に、チェンジアップ、カットボールの制球も冴え、阪神打線を封じ込めた。
許した安打は2回の中川勇斗のみと堂々たるピッチングでまた一歩、先発ローテ争いに存在感を示した。
ここまで対外試合、9回0封。
昨オフにDeNAを戦力外となり巨人に入団。当初は救援左腕として、ブルペンを支える役割が期待されていたが、安定感あるピッチングに急遽、先発調整も行うことになるなど、好パフォーマンスを続けている。ハングリー精神豊かな姿勢も注目となっている。
開幕までいよいよ残り2週間に迫る。果たして残る1枠をゲットするのはどの投手となるのか。28日の開幕戦までの道のりも引き続き、話題を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]