門別はカブス打線を無安打0封とパーフェクトに抑えた(C)産経新聞社

 阪神・カブスとのプレシーズンゲームが15日に東京ドームで行われた。

 先発はロマン腕の門別啓人。

未だ1軍では未勝利ながら潜在能力の高さが認められている左腕は初回から持ち味の直球で押していく。

【動画】メジャーの強打者をねじ伏せた! 阪神・門別の快投ハイライト

 先頭のイアン・ハップを初球145キロで右飛に仕留めると、続く打者は鈴木誠也。ここも直球で攻め、中飛に打ち取ると、3番、メジャー屈指の強打者、カイル・タッカーとはカウント2-2としながら、捕手、梅野のサインに首を振って、持ち味のストレートを選択。これが外角ぎりぎりに外れ、フルカウントとなるも、左飛に打ち取り三者凡退。若干20歳ながら、落ち着いて捕手のサインに首を振り投球するシーンには、中継解説を務めた阪神OBの赤星憲広氏も「二十歳とはいえ、さすがですね」とうなる場面もあった。

 門別はこの後も落ち着いた投球を続け、4回もこの日2回目の対戦となった鈴木を中飛に打ち取るなど、ストライクゾーンを中心に強気に攻めていき、カブス打線につけ入るスキを与えない。

 結果として5回無安打無失点2奪三振とパーフェクトピッチング。この勇姿にはXでもファンの間から「門別が世界にばれちまう…」「ヤバイ、門別、世界にバレたわ」「あかん、門別えぐい」「本当に20歳?」「これでまだ未勝利?」「今季が楽しみすぎる」など、異能ぶりに驚愕の声が相次いだ。

 門別は今季の先発ローテ入りも期待されている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

編集部おすすめ