朝ごはんを食べていますか?少しでも長く寝ていたい、食欲がない、太るのが心配などの理由で朝ごはんを抜いていませんか?平成28年度の国民健康・栄養調査によると、朝ごはんを食べない人の割合は、男性15.4%、女性10.7%となっており、年齢別では男女ともに20代の欠食率が最も高くなっています。(※1)

 朝ごはんには、お腹を満たすだけではない大切な役割があります。

朝ごはんの6つの役割と、その効果をチェックしてみましょう。

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朝ごはんがもたらす6つの効果

1.脳やカラダのエネルギー源になる
 脳や臓器は寝ている間も活動し、エネルギーを消費しています。それなのに朝ごはんを食べないと、動くためのエネルギーが不足してしまい、ぼんやりしたり、疲れやすくなったりします。(※2)朝食をしっかり食べることが、一日を元気に過ごす活動源になります。

2.体温が上がり代謝がアップして太りにくくなる
 起き上がって朝ごはんを食べると、胃腸が活動を始め、体温が上がります。体温が上がればエネルギーが消費されるため代謝が上がり、太りにくい体質になります。空腹時間が長くなると、カラダは栄養素を貯めこもうとして太りやすくなってしまいます。


3.お通じスッキリ
 朝ごはんを食べると、腸が刺激されて排便しやすくなります。(※3)朝に便通があると、1日スッキリ過ごせますよね。

4.体内リズムが整う
 体内リズムとは、1日単位で体温や血圧、ホルモン分泌の変化をつかさどる機能です。朝ごはんを食べて1日の活動の始まりをカラダに教えてあげることは、とても大切なことです。朝ごはんを抜いてしまうと、カラダは1日が始まったと感じず、体内リズムにズレが生じてしまいます。このズレにより、心とカラダのバランスが保てなくなってしまうことがあります。


5.集中力がアップする
 朝ごはんを食べないと、脳がエネルギー不足になってイライラしたり、集中力が続かなくなったりします。(※2)集中力をアップさせるためには、エネルギー源となるごはんやパンなどの炭水化物をしっかり摂りましょう。

6.生活習慣病の予防にも繋がる
 朝ごはんを抜くと代謝が悪くなり、肥満体質になっていきます。それにより、生活習慣病のリスクも高まるとされています。朝ごはんをきちんと食べることで、代謝を上げて、お通じを良くし、体内リズムを整えることによって、生活習慣病を予防することにも繋がると考えられます。

 朝ごはんが大切なのはわかっているけど、時間がなくて……という方は、前の日の夜に朝ごはんの下ごしらえをしておきましょう。

みそ汁の具を切る、サラダを盛り付けておくなどするだけで、朝の時間に余裕ができます。また、冷凍ごはんや夕食の残りをレンジで温める方法も時間短縮になります。

 これまで朝ごはんを食べる習慣がなく、いきなり食べ始めるのは大変だという方は、まずは野菜ジュースを飲んだり、果物を食べたりするところから始めてみてはいかがでしょうか?慣れてきたら、少しずつ食べる量を増やしていきましょう。

【参考・参照】
(※1)厚生労働省 平成28年度「国民健康・栄養調査」結果の概要
(最終閲覧日:2017/10/17)
(※2)農林水産省 めざましごはん 朝とごはんを食べないと?
(※3)農林水産省 めざましごはん 朝は時間がないけれど


「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」

[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2020年03月11日]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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