全仏オープンテニスの開催を前に松岡修造が、大会の見どころについて語った。
―――今回の全仏は秋開催となり、例年とコンディションが違うなかでの開催です。
秋に行われる全仏は初めてで、僕から見ると不思議ですね。コロナウイルスの影響という部分も大きいですが、コンディション的な部分では、寒さとか、選手から見るとマイナス要素がたくさんあるんですよ。いつもと違う、ということの影響があるんです。ただ、いつもと違うなかでも、開催できている良さがあります。普通であれば、ウィンブルドンと同じように(開催を)諦めるという選択肢もあったはずなんですよ。
―――男子の勝ち上がりについて、どのようにご覧になりますか。
今のところはナダルが強いです。強いんですけど、やはりベスト8以上になってくると更に相手が強くなってきます。この状態でナダルがどういうテニスをするのかなというのは気になります。気候も含めいつもと違う環境で、守ったり、そういうテニスになったときには非常に危険な気がするんですよ。
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―――ナダルの対抗馬になるとしたら。
2018、2019年と決勝で対戦し、直前の全米で初のグランドスラム制覇を果たしたティームです!と言いたいのですが、今年は順当に勝ち上がると準決勝での対戦となります。ティームとしては決勝でナダルに勝利したいという思いは強かったはず。ただ、準決勝でナダルに勝利しなければ、いずれにせよ優勝はできませんから、決勝のつもりで挑んでくるでしょう。
―――今大会は若手の選手の勝ち上がりが目立ちますが。
将来BIG4と同じようにトップに行くだろうな、という選手が多いとみています。ナダルと対戦したコルダもそうですし、まだ20歳と若いですが、大きな可能性を感じます。可能性というのは何を見ているかというと、テニスの内容なんです。彼が持っているテニスの可能性が素晴らしい。
―――女子の勝ち上がりについてはいかがですか。
女子の方は、アップダウンがあるのはしょうがない気がしますね。寒いですし、ボールが飛んでいかないですし…。色々な意味でコンディションを保つのが大変なんだろうなという気がします。ただ、女子の場合には混戦で、時代の流れも変わってきているというところもありますから、誰にでもチャンスがあると思ってプレーしていると思います。
さらに今大会は、クレーコーター、クレーが得意な選手が勝ち上がっていないということもあって、どの選手もチャンスがあると感じているんでしょう。
◆◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆
「全仏オープンテニス」
9月27日(日)~10月11日(日)WOWOWで連日生中継
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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