「心理カウンセラー×アスリート」の対談で「心のマネジメント」についてひもとく連載の第2回目。今回も臨床心理士・公認心理師としてこれまでも様々な悩みを抱える人をカウンセリングしてきた心理カウンセラーの塚越友子氏と埼玉パナソニックワイルドナイツに所属する藤田慶和選手でお届けする。
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トップアスリートに学ぶ「心のマネジメント術」 ~心技体のバランスとは~ https://cocokara-next.com/motivation/method-of-mind-management-01/
自分でコントロールできないことは仕方ない。コントロールできる部分を準備する
塚越 前回は結果を出すためには先を見すぎても良くないというお話がありました。ほかに結果を残すために心がけたことはどういったことがありますか?
藤田 どちらかというと僕はポジティブに色々なことを捉えようと思っています。例えば、もう自分ではコントロールできないようなことであれば仕方ないし、それは置いておいて、自分の中でコントロールできることをまず準備していこうというようにしていました。なので、ネガティブなことが起きてもあまり気にしないようにしてましたね。自分自身、あまりネガティブになってしまうとよくないということは経験でわかっていたので。どんなネガティブなことが起きてもとにかくポジティブなことに変換してやっていこうというのは自分の心に決めているというのはあります。