人に歴史ありだ。日本シリーズでオリックスとの激闘の記憶もまだ新しいヤクルトのV戦士の一人、セットアッパーの今野龍太投手について、隠れざる秘話を楽天イーグルス時代に接したデーブ大久保氏と現役時代ヤクルトで活躍、引退後はコーチとして楽天、巨人、西武、ヤクルト、侍ジャパンなどでコーチを務めた現・BCリーグ新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ監督の橋上秀樹氏が、YouTubeチャンネル「アナライズTV」で語った。

【動画】デーブ氏がパワハラ騒動であのV戦士の親に謝罪!?
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今季日本一に輝いたヤクルトで、勝利の方程式として注目を集めたのが今野龍太投手だ。

64試合に登板し、7勝1敗、防御率2・76の好成績で、清水、マクガフにつなぐ「7回の男」として存在感を示した。

2019年オフに楽天を戦力外となり、ヤクルトに移籍して2年目の今野龍太投手が大ブレイクしていることを橋上氏、大久保氏2人とも「いやぁ~本当にうれしいね」と喜ぶ。

実は大久保氏が楽天で二軍監督を務めていた際に、新入団選手として入ってきたのが今野だった。

当時の今野は朴訥な青年で、何度か髪を切ってくるように促したものの、なかなか反応もなかったという。そこでみかねた大久保氏が髪を軽くすいてあげたところ、球団との間に誤解が生じ、なぜか今野の実家に謝罪に行くことになったという。

「今でいうとパワハラ的に見られたんだろうね」と橋上氏。

「『何でだよ!』と。その時も球団を辞めたろうかなと思ったんですけど」と大久保氏。

幸いにして今野の父親は、すぐに誤解だと分ってくれたという。

そんな思い出のある愛弟子が今や球界を代表するセットアッパーに成長した。

「今や青山(神宮球場)で投げているんですから」とすっかりシティボーイに変貌した今野のことを嬉しそうに語る大久保氏。

ほかにも同動画では、西武でも共に指導者経験を持つ2人が西武ナインのある性質について語り合っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]