日本ハムをノンテンダー契約(自由契約)となった秋吉亮投手(32)の周囲があわただしくなってきた。
「ある球界OBから、独立リーグに行くのではないかとSNSに投稿があり、すぐ消されています。実力、実績もあることからその行先が注目を集めています」(球界関係者)
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秋吉はヤクルト、日本ハムでも守護神を務めた経験のあるベテランサイド右腕。昨季は10試合の登板にとどまったが、未だ力は衰えておらず、本人も現役続行の道を模索していた。
そして今回の事態で日本ハムファンの間で再び注目を集めているのは、球団が秋吉、西川、大田をノンテンダー契約としたときの説明だった。
球団側はFAの権利を保有している各選手を自由契約とすることで移籍のハードルを下げることをメリットに挙げ「選手の取得した権利を尊重し、ノンテンダーとすることを選択しました」とコメント。さらに続けて「昨年もノンテンダーの村田透投手と再契約した例があるように、ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」としていた。
過去にノンテンダーから再契約となった選手の例をあげながら、最終的に受け入れ先がないときには救いの手を差し伸べるとしながらも、仮に秋吉が独立リーグ入りとなれば、その「約束」は果たされなかったことになる。
これにはネット上のファンから「日本ハムのフロント、さすがにひどくないですか?」「ノンテンダー、恐ろしい」など改めて、球団の「ドライさ」に注目が集まっている。
先に発表した球団の今季スローガンは「ファンは宝物」。新庄新監督のもと、イメージ戦略に励む球団だが、「ノンテンダー」問題は今後もV奪回を目指すチームに影を落としそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]