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 日本ハムのロマン砲、清宮幸太郎内野手(23)の「ありえないミス」が話題となっている。

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 日本ハムは22日の楽天戦(盛岡)に3-6と痛恨のサヨナラ負けで5連敗を喫した。

ルーキー守護神の北山が乱調。後を継いだ鈴木が島内にサヨナラ3ランを浴び、今季3度目の5連敗、交流戦明けは勝利がなく借金は今季ワーストの「16」まで膨れ上がった。

 打線は8回、松本剛の適時打で一時同点に追いついたが、その後の好機で清宮が空振り三振に倒れるなど、たたみかけることができなかった。

 「3番・一塁」で先発出場した清宮はこの日、4打数無安打3三振。打撃面でもチームの力になれなかったが、1点を追う6回は和田の平凡な一飛を落球するボーンヘッド。これには新庄監督も「それは彼に聞いて。

ビックリしたもん」と苦笑いするしかなかった。

 一時は1試合2本塁打を放つなど調子を上げていた清宮も、ここにきて攻守ともに精彩を欠いている。清宮の状態に関してはこんな声も。

 「もともと守備も課題とされていたが、プロ5年目でこの日のようなプレーが出ると、どうしても一軍では厳しいという見方にならざるをえない。新庄監督も辛抱して起用しているが、難しい局面にきている」(球界関係者)

 今季1年はトライアウトと位置づけ、様々な選手に経験を積ませている新庄ビッグボスだが、開幕から一軍にい続けた今川が20日に登録抹消となった。入団2年目、開幕戦では1番に抜擢されるなど、新庄チルドレンとして存在感を発揮していた。

上での成績は42試合に出場して6本塁打、17打点、打率・246。

 一方、清宮のここまでの成績は61試合に出場し、7本塁打、17打点、打率・244。一塁手としての失策は「4」を記録している。規定以上の守備機会をこなす中で現在、ソフトバンクの一塁手である中村晃は失策「0」、守備率1・000を誇る。プロ15年目のベテランと比べるのは酷かもしれないが、ここまで長年の課題とされてきているとあって、守備面でも「進化」した姿は見せたいところ。

 高校通算最多本塁打記録など鳴り物入りでドラフト1位入団、将来のチームの主砲として期待を集め続けている清宮も今季でプロ5年目を迎える。

昨年はプロ初めて一軍昇格がなかったシーズン。うって変わって今年はこれでもかというぐらいにチャンスは与えられている。このチャンスを生かすも殺すも自分次第。豪快な一発が持ち味だが、すべての面でまだまだレベルアップが必要なようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]