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 楽天は24日に行われたオリックス戦(楽天生命パーク)に1ー9と敗れた。先発した田中将の乱調も響いた。


 試合開始前の球場には激しい雨が降りしきった。悪天候の中、スタートした初回に田中将は二死一塁から吉田正に右中間へ適時二塁打を許すなど、いきなり2点を奪われた。

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 さらに5回にも同じく吉田正に変化球を捉えられ、21号2ランを浴びるなど5回9安打4失点で11敗目を喫した。敗れた田中将は「初回に点取られてしまって、いきなりチームを劣勢に立たせてしまった。そこが一番」と悔しげな表情を隠せなかった。

 さらにこの日のグラウンド状態についても言及。

「誤解を恐れずに言うと」と前置きした上で「打たれた抑えたは関係なく、試合時間を遅らせることはできなかったのかな」と今季は連盟判断となっている試合可否についても疑問を呈した。

 「試合内容とかですごく言いづらいですけど、すごくアンフェアだと思った」と気持ちを打ち明けた田中将。「敗戦の責任は全て僕にある」としながら、悪天候に恨み節を漏らさずにはいられなかった。

 一方で相手エースの山本由伸は同じく悪天候の中、7回86球を投げ2安打無失点でリーグトップの15勝目を飾った。グラウンド状況を丁寧に確認しながら、一つ一つアウトを積み重ねた。注目を集めたのは次のコメントにもあった。


 「(マウンド状況は)結構よかったです。マウンドキーパーさんがすごかった」と試合を支える裏方さんにも感謝の気持ちを伝えることを忘れなかった。

 今や球界を代表するエースにまで成長した山本とかつての無敗エース、田中将。試合後のコメントには、同じ悪天候の中でのピッチングの受け止め方の違いがしっかり現れていた。

 また、この日の田中将の試合後コメントにはネット上からも「後ろ向きな発言を初めて聞いた」「寂しさを感じる」という意見が散見された。

 田中将は優勝請負人として昨季、8年ぶりに日本球界に復帰。

復帰1年目は4勝9敗。今季は24試合に登板し、9勝11敗。打線との兼ね合いもあるが、厳しい戦いが続いている。

 「自分の投球は何も褒められたものではないし、こういう大事なゲームでやられてしまっている」と敗戦の責任を受け止めた田中将。レギュラーシーズンの登板は残り1試合。この悔しさを糧にベストパフォーマンスを期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]