結婚生活を送っていて夫に対してストレスを感じる女性は結構多いです。パートナーへの強いストレスをどのように解消したらいいかわからず、一人で悶々としている女性も多いでしょう。


ここでは、夫にストレスを感じる事が多い女性のために、多いストレス原因や、上手な対処法をご紹介していきます。

旦那へのストレスが爆発する前に・・・の画像はこちら >>

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夫にストレスを受けやすい状況かどうかチェック!

 以下のチェックシートを利用してみると、自分が夫からストレスを受けやすい状況にあるかどうかがわかります。あなたの夫が以下のような特徴にあてはまる場合は要注意です。

・家事をしないのに口出しが多い
・「ありがとう」や「ごめん」が一切ない
・常に上から目線
・妻の予定を細かくチェックしてくる
・運転すると人が変わる
・「育児パパ」をアピールしたがる
・妻が一人で外出するのをひどく嫌う

あてはまる数が8個以上だった場合、夫の存在そのものがストレスとなっていて、すでにストレスサインが出ている可能性が高いので、早急に対応しましょう。

あなたはストレスを我慢しやすいタイプ?

 女性の性格上、夫にストレスを感じやすいタイプの人と、あまりそこまで左右されないタイプに分かれます。自分は夫に対してストレスを抱えやすいタイプかどうか、以下のチェック項目を使って自己分析してみましょう!

・真面目で責任感が強い
・家事や仕事で手抜きしない
・我慢強くて弱音を吐かない
・感情を表に出すのが苦手で人前で怒ったり泣いたりしない
・人に意見するのが苦手で、理不尽な事を言われても反論できない
・自分の理想像が高い
・細かい事にクヨクヨ悩みやすい

もしもあなたが良妻賢母タイプの女性だと、「妻ならこれくらいの事は我慢しなきゃ…」、「夫に従うのが基本だから…」などと夫に対する不満を我慢して、知らず知らずのうちにストレスをためこんでしまうケースがあります。

また、良い妻・母親でありたいという意識が強すぎる人は、夫や子供に対しても理想の自分でいようと努めます。これがなかなか自分の思い通りにならないとストレスになってしまいます!

事例1・夫がテレビに夢中で話を聞いてくれない!
夫と真剣に話し合いしたい時もありますよね。

しかし肝心の夫はテレビやゲームに夢中になってばかりで全然話を聞いてくれない!こんな状況も、奥さんにとってはストレスになります。その日だけではなく、毎回聞く耳を持たなかったら本当にお手上げですよね。

話の内容がささいな事であれば無視されても気にしないかもしれませんが、もしも夫婦で話し合っておかなければいけない大事な内容だったら、無視されてはらちがあきません。

事例2・休日に家でゴロゴロ
夫の休日にストレスを感じてしまう女性も多いです。アウトドア好きで休日に外出する事の多い夫ならいいですが、インドアタイプで、家でゴロゴロする日が多い時も、女性はストレスを感じやすいです。

例えば、掃除したくても夫がリビングでくつろいでいたら邪魔ですよね。

そのうち家でゴロゴロしている夫の存在自体が目障りになってしまう人もいます。

夫が定年退職して毎日が日曜日のようになってしまうと、問題はさらに深刻です。ほぼ毎日一日中自分の近くにいるのですから、奥さんはなかなか息抜きできず、夫へのストレスがたまっていきます。

事例3・脱いだ服を脱ぎ散らかす
夫が家に帰ってきてすぐに脱いだ服を脱ぎ散らかす事に対してストレスを感じてしまう奥さんもいます。衣服をたたんだり洗濯物として出したりする事が苦手な男性は意外と多いです。当たり前の事がちゃんとできない事に対して奥さんはストレスがたまってしまうのです。


家のあちこちに服が転々と落ちていたら、部屋の見映えも悪くなり、夫というよりまるでしつけのできてない子供と同じで、奥さんにとってはストレスになっていきます。

女性ホルモンに悪影響が!

 私たちは独身か既婚かに関わらず、生きていればどこかでストレスを受けます。強いプレッシャーを感じた時、女性の健康には自分でも気づかないうちに変化が起こり、生活の質を左右する事さえあります。

女性は男性と身体も脳の構造も違っているので、生理的に全く異ななり、ストレスも男性とは違った形で現れます。

ストレス過多だと女性ホルモンの働きも弱くなってしまい、無月経になったり月経不順で子供が産みにくい体質になってしまったりする事もあります。

女は弱く、そして強い!?ストレスの女性への影響

夫源病になる

 既婚女性の5人に1人が、うつ病や精神疾患を経験すると言われています。これらの原因としては、夫の無神経な発言や行動、夫の存在そのものが挙げられます。

夫自体が最大のストレス要因となり、多くの妻が苦しむ症状は特に「夫源病」と呼ばれています。

夫に対する嫌悪感やイライラが大きくなると症状はさらに悪化していきます。

特に更年期の女性は、心身共にストレスに対して弱くなってデリケートな時期なので、そのうち離婚してやると思うなど、いつもより感情的になってしまうケースも多いです。

夫源病になると、改善させるためには時間がかかり、とにかく夫から距離を置く以外方法はないでしょう。しかし一人で外出したくても、夫婦生活をしているとなかなか気軽に外に出られないですよね…。

そうやって夫のために外出を控える事も、女性にとってストレス要因となります。

一気に老けこみ、体調不良も続く

 ストレスの怖いところは、私たちの貴重な人生の一部を無駄にしてしまう事です。私たちを一気に老けこませ体調も優れなくなります。

それまでできていたように、やる気を持って生活していく事が難しくなってしまうのです。

改善していくためにできること3点

 ストレスが女性に与える影響は女性にとってデメリットになる事が多いので、このような悪循環に陥らないようにするためにも、以下の3つの方法をご参考にしてみてください。

1.医療機関の力を借りる
まずは最大の問題であるストレス要因を突き止めましょう。夫が原因だと分かっているのであれば、夫にどんなところを治してもらったらストレスを感じなくなるのか考えていきます。

2.自分の時間を作る
ほんの短時間でも一人でリフレッシュできる事をしましょう。お散歩するだけでもいいですし、好きな音楽を聴くなど、とにかく自分がリラックスできるような事をします。

3.大事な事は何か優先順をつける
優先順位を見極めましょう。

人生は健康な身体があってこそ成立します。どんな状況が自分にストレスを与えているのか分析していき、それに対してどんなふうに対応できるか確認していきましょう。

女性はストレスでこんな症状が出やすい!

 女性がストレスを抱えた時、出やすい症状についてまとめてみました。

・激しい偏頭痛
・食道痙攣
・胃酸逆流
・抜け毛
・吐き気
・腰と首の痛み
・頻尿
・疲れやすい
・性欲減退
・月経不調
・過呼吸
・不眠症
・骨粗鬆症
・炎症性関節炎
・便秘や下痢
・肌トラブル

ストレスがたまっている時は、お肌も敏感になり、湿疹やシミが増えやすくなり、目の下のクマも濃くなりがちです。どうしてそうなるかというと、表皮細胞がストレスホルモンに反応してしまうからであり、血管収縮を引き起こしているからです。

毛の色も濃くなっていき、汗の量も増え顔も一気に老けこみます。ストレスが多い人ほど老けこみが早いのです。ストレスは女性にとって美容の大敵であるのは間違いなさそうです。

さらにストレス状態が悪化していくと、以下のような病気の引き金にもなります。

・不安障害
・拒食症
・過食症
・うつ症状
・心身症

女性のストレス原因には以下のようなケースが考えられます。

・家庭と仕事の両立
・更年期障害の症状の一種
・家族の病気
・離婚や別居などの問題

実は女性はストレス対処が得意だった?

 女性は男性よりもストレスに耐性があると言われていますが、これはエストロゲンのおかげでストレスにうまく対処する事ができるからです。カルフォルニア大学のとある教授は、女性は男性よりもストレスに論理的、口頭手段を使って上手に対処しているのだと言及しています。

夫にストレスを感じたときの対処法

■距離を置くのが一番!
基本的には、お互い距離を置く事で冷静になる事ができる場合がほとんどなので、距離を置くだけで夫の気持ちにも変化が生じるようになり、行動を改めてくれる場合もあります。

妻のいない間にありがたみを実感し、夫の態度が変わるかもしれないという希望もあります。夫とうまく距離を保つためにも、一度だけで終わらせず、時間を置いて繰り返し行うといいでしょう。互いに快適な程度に距離をとり、夫原因のうつ症状を治していき夫婦間の関係を回復させていきましょうね。

■夜に外出する
夫にストレスを抱えながらも、今まで熱心に夫の世話やサポートをしてきた奥さんが急に夫と距離を置き始めたら、「最近様子がおかしい」と、夫を不安にさせてしまいます。そのため、まずは身近なところから始めてみるといいです。

飲み会の予定を入れて夜に外出すれば自然に見えるでしょう。次に一泊旅行、そして長期旅行などといったように、少しずつ段階的に夫と距離を置く時間を長くしていくといいですよ。

■主治医からの指示だからと言う
外出が多くなると夫から文句を言われたり、理由を問い詰められたりする事がありますが、このような時には「お医者さんからの指示だから」とサラッと言ってごまかしましょう。

症状を改善していくためにも、旦那さんと離れる時間を持つ事が必要だとドクターに言われたと正直に話すのも選択肢の一つです。変にコソコソ隠し事をするより、正直に話してもらった方が旦那さんも安心して納得してくれるでしょう。

■夫の身の回りの世話はしない
これまで熱心に夫の世話をしてきた方は、外出中、夫が身の回りの事をちゃんとできているかなどと心配してしまいますよね。

最初のうちは食事を用意しておき、時間になったら外出するというのもいいですが、慣れるためにも「あとは全部宜しくお願いします」と放置しておくのもいいでしょう。

これは夫が自分で自分の事をやる良いきっかけでもあり、妻への依存を減らすきっかけになるので夫の自立につながるでしょう。

■外出中は夫と連絡はとらない
外出の目的は夫から少し距離を置くためなので、できれば携帯で電話やメールをしないようにするといいです。外出中は夫の気配を感じない環境を満喫し、帰ったら「お留守番ありがとう!」と、夫を褒めてあげます。

お互い離れていた間どうしていたのか報告し合う事で、和やかなムードが作りだせるかおしれませんね♪

■ストレス軽減に役立つ食品をとる
ストレスを緩和させるためにも、食生活でビタミンA、C、Eを積極的にとるようにしてみてください。ビタミンBは中枢神経を強くして鎮静効果を高めてくれ、主にビール酵母や穀物、アボカド、キャベツやインゲンなどに含まれます。

ミネラルは身体に不可欠な成分で、マグネシウムやカルシウムとカリウム摂取は基本です。フルーツや野菜に多く含まれていますが、特にマグネシウムはストレスに驚くほど効果があるので積極的にとっておくといいでしょう。

以下の食品をご参考にしてみてください。

・にんじん
・ブロッコリー
・芽キャベツ
・ドライフルーツ
・ほうれん草
・サツマイモ

ストレスにうまく対応するために行動を起こそうとしても、夫がしつこく邪魔してきたり、理不尽な事を言ってきたりするようであれば、最終手段である「離婚」や「別居」をちらつかせるしかありません。

ただしこれは本当に夫婦関係が崩壊しかねないので、本気で離婚を考えている時以外はできるだけ使いたくない切り札です。本当に最後の手段としてどうしようもなくなった時に使ってみてください。

[文:ストレススキャン編集部]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。