“ハマのエース”として君臨してきた今永は夢のメジャー移籍に向け、着実に歩みを進めている。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 幾多の名勝負に彩られた23年シーズンも終わりを迎えて2か月が過ぎ、メジャーリーグでは各球団の強化が進み続けている。

現地時間11月2日にフリーエージェント(FA)選手が正式に公示されて以来、ポスティングによる移籍を目指す選手たちを含めた交渉が本格化している。

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 あらゆる選手の去就が話題となるなかで、小さくない注目を集めるのが、去る11月27日にDeNAからのポスティングが正式に決まった今永昇太だ。

 23年シーズンに7勝(4敗)ながら、22先発で、防御率2.80、WHIP1.05、奪三振率10.58とハイアベレージを記録。快投を続けた左腕へのニーズは高く、米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者はウィンター・ミーティングを展望する特集記事のなかで「注目に値する2人の左腕」として今永を紹介。「メジャー各球団は、昨オフのセンガのように5年7500万ドルくらいの契約で獲得できると考えていた。しかし、イマナガは予想以上に大きな市場が形成されている」とし、総額1億ドルに迫る大型契約が締結される可能性を示唆した。


 また、メジャーリーグを中心に各国球界の移籍情報を発信している専門サイト『MLB Trade Rumors』も「イマナガはNPBのスーパースターであるヨシノブ・ヤマモトの影に隠れているが、素晴らしい投手ではある」と絶賛。「最終的な契約額はこれまでの予想を上回り、1億ドルに近づく可能性もある」と記した。

 仮に1億ドル以上のメガディールが実現すれば、ポスティングを承認したDeNAにとっても台所事情を潤わせる「吉報」と言える。

 ポスティングシステムは、メジャーリーグに移籍する場合の契約総額から「最初の2500万ドルの20%」「次の2500万ドルの17.5%」「5000万ドルを超える部分の15%」を合計して算出される。そのため、仮に今永が総額1億ドルの契約を結んだとすると、DeNAに支払われるポスティングフィーは、約1690万ドル(約25億1810万円)となる。加えて、出来高やオプションを含む契約を結んだ場合には、選手が追加で受け取った金額の15%が移籍金に追加される。


 すでにメッツやカブス、レッドソックスからの関心が報じられる今永。その交渉は、日本球界にとっても興味深いものとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]